ご‐じょう〔‐ジヤウ〕【五常】
ごじょう 【五常】
五常
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/07 14:17 UTC 版)
五常(ごじょう)または五徳(ごとく)は、儒教で説く5つの徳目。仁・義・礼・智・信を指す。三綱(さんこう、君臣・父子・夫婦間の恭順)とあわせて「三綱五常」(zh:三纲五常)と表現することも多い[注釈 1]。
注釈
- ^ 「三綱」の思想は、特に『春秋繁露』『白虎通』などの漢代思想で言われる[1]。「三綱」は元々は儒家ではなく法家の思想である、とする指摘もある[2]。
- ^ 白川静『孔子伝』によれば「狩衣姿も凛々しい若者のたのもしさをいう語」である。白川(2003)
- ^ 最古の字典である『説文解字』では「親」に通じると述べている。
- ^ 孔子はまた、「君子」について、「造次」(急変)のときも、「顚沛」(ひっくりかえること)のときも「仁に違ふことなし」として、生活のいかなる場面でもつねに身につけるべき至高の倫理とした。
- ^ ともに『論語』顔淵篇に収載されている。
- ^ 『説文解字』では、語源的に「宜」に通じると説明している。
参照
[続きの解説]
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