三綱

デジタル大辞泉

さん‐こう〔‐カウ〕【三綱】

読み方：さんこう

儒教で、君臣・父子・夫婦の踏み行うべき道。「—五常」

さん‐ごう〔‐ガウ〕【三綱】

読み方：さんごう

寺内の管理・統制に当たる3種の役僧。上座・寺主・維那(いな)などをいう。

歴史民俗用語辞典

三綱

読み方：サンゴウ（ｓａｎｇｏｕ）

（１）寺院内の庶務、衆僧の統率をつかさどる上座・寺主・都維那（維那）三役。
（２）全国の僧尼を統轄する僧正・僧都・律師の三官。

世界宗教用語大事典

さんこう 【三綱】

儒教で、人として守るべき三つの大綱。即ち君臣・父子・夫婦の秩序をいう。（三綱と読めば仏教語）→ 三綱

さんごう 【三綱】

仏教用語。僧尼を管理する役僧で、僧綱に次ぐ職務。上座・寺主・都維那、または寺主・知事・維那。→ 僧綱

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三綱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/09/02 02:38 UTC 版)

三綱（さんごう）とは、仏教寺院において寺院を管理・運営し、僧尼を統括する上座（じょうざ）・寺主（じしゅ）・都維那（ついな・維那とも）の3つ僧職の総称。所司（しょし）とも呼ばれている。