教化団体連合会の結成とは? わかりやすく解説

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教化団体連合会の結成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/07 17:21 UTC 版)

教化団体」の記事における「教化団体連合会の結成」の解説

1924年1月15日教化団体連合会結成される当日午後1時から教化団体代表者協議会を開く。前月26日同じよう様々な議論がでて協議会は夜まで続く。議論の末にやっと規約議定し、あらかじめ加藤咄堂起草しておいた宣言書後藤武夫読み上げる。この宣言書連合会結成経緯とその課題述べるものである。その趣旨は、国家興隆の本は国民精神剛健にあるが、最近は浮華放縦風潮民心侵しているので、国民教化にあたる者は自らの責任を重大と思い、ここに同志の各団体連合して一斉に立ち上がり聖旨普及徹底努めてこれを広く全国民に及ぼさなくてはならない、というものである役員については、会長一木喜徳郎中央報徳会)、常務理事三矢宮松内務省)、そのほか理事本多日生(自慶会)、留岡幸助人道社)、今泉定助神宮奉斎会)、後藤武夫日本魂社)、加藤咄堂上宮教会)が就く。 教化団体連合会結成翌月清浦内閣宗教家各種教化団体意見徴するため、その代表者たちを首相官邸に招く。内閣からは清浦首相水野内相江木文相出席する清浦首相教化団体対す挨拶で、教化団体社会教化事業担って国民思想善導道徳向上に直接尽していることに感謝し、その助力を得ることを最も切望していると述べる。宗教家各種教化団体関係者は、思想善導国民精神作興取り組むにあたって、単に政府の力だけでなく、自分たちが民間から努力する必要があるという認識一致する。この会合には、教化団体連合会から会長一木喜徳郎理事今泉定介留岡幸助後藤武夫出席したのをはじめとして大木遠吉帝国公道会)、水町袈裟六中央報徳会)、山脇房子処女会中央部)ら連合会結成した人々出席した。このほか、聡明大東文化協会)、山岡萬之助東洋文化学会)、嘉納治五郎講道館文化会)、長尾半平国民禁酒同盟)、戸板関子婦人復興会)、阪谷芳郎斯文会)、野口援太郎帝国教育会)、小崎千代日本基督教婦人矯風会)らの名が見える。 同年9月末までに、教化団体連合会加盟団体の数は64増える新たに加盟した団体中には、かつて全国道徳団体連合大会主唱した花田仲之助報徳会も含まれる。このほか仏教系中央仏教会、仏教青年伝導会、東京仏教護国団日本宗教会館社会事業部も参加している。 1924年大日本報徳会が定款改正し全国各地報徳社を大合同し、その指揮監督をも行うことになる。

※この「教化団体連合会の結成」の解説は、「教化団体」の解説の一部です。
「教化団体連合会の結成」を含む「教化団体」の記事については、「教化団体」の概要を参照ください。

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