も・む【×揉む】
読み方:もむ
[動マ五(四)]
1 両手の間に挟んでこする。また、両手をこする。「錐(きり)を—・む」「茶を—・む」「塩でキュウリを—・む」
2 からだを触れ合わせるようにして押し合う。また、激しく揺り動かす。「人込みに—・まれながら歩く」「御輿(みこし)を—・む」
3 指で包みこむようにして握ったり、てのひらで押したりする。あんまをする。「肩を—・む」
4 大きな浴槽の中の湯を、厚板などを使って激しくかき回す。浴槽の湯温を均一にするために行う。「湯を—・む」
7 (「もまれる」の形で)世間に出ていろいろの経験をする。「実社会で—・まれて成長する」
「追靡(おひなび)け、七八度が程ぞ—・うだりける」〈太平記・一〇〉
「乳和して護摩にたき、黒煙をたててひともみ—・まれたりければ」〈平家・八〉
[可能] もめる
揉む
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