感覚量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/01 04:04 UTC 版)
感覚量、あるいは心理量とは人間が主観的に感じる感覚の強さである。これは個人差があり、同一人でも環境や体調による差がある。 物理量としての刺激の強さを感覚量の強さで評価した心理物理量(英: psychophysical quantity)と呼ばれる量を「特定の条件の下で、感覚と1対1に対応して心理的に意味があり、かつ、物理的に定義・測定できる量」として定義している。心理物理量には次の例がある。 視覚による量 光度、照度、色彩の諸量、光沢 聴覚による量 音の大きさで単位はフォン、騒音レベル 味覚による量 甘さ、苦さ、酸味、旨味 嗅覚による量 臭気濃度、臭気強度、臭気指数 皮膚による感覚である痛覚と温感も量的判断の下せる心理量と言えるが、これらに対応する心理物理量として定まった定義のものはまだない。皮膚感覚の触覚は量的に表現されることは希であり、感覚ではあっても感覚量とは言えないであろう。
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