感覚遮断とは? わかりやすく解説

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かんかく‐しゃだん【感覚遮断】

読み方:かんかくしゃだん

被験者に対して特定のあるいはすべての感覚刺激断った状態で過ごさせること。視覚面での実験には動物暗闇飼育などがある。


感覚遮断

同義/類義語:感覚ゲーティング
英訳・(英)同義/類義語:perceptual isolation

睡眠時などに、感覚刺激対す大脳皮質応答抑制される現象

感覚遮断

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/21 08:11 UTC 版)

感覚遮断(かんかくしゃだん、英語: sensory deprivation)は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの人間の感覚に対する刺激を、極力減少させることである[1]。狭義には感覚刺激が遮断された状態であり、広義には刺激が減少した状態ないし、刺激が単調など刺激が意味をもたない状態である[2]。否定的な印象のある感覚遮断の語の替わりに、環境刺激制限技法(かんきょうしげきせいげんぎほう、Restricted Environmental Stimulation Technique/Therapy:REST)の語も作られている[3]


  1. ^ a b 小田晋 1976, pp. 196-197.
  2. ^ a b c d e f g 大熊輝雄 1962, pp. 687-688.
  3. ^ 環境刺激制限の心理学―研究小史 1986, p. 21.
  4. ^ a b c d e 木村絹子 1965, pp. 132-133.
  5. ^ a b c d オリヴァー・サックス、翻訳・大田直子 『見てしまう人びと-幻覚の脳科学』 早川書房、2014年、55-58頁。ISBN 978-4152094964Hallucinations.
  6. ^ a b c d 小田晋 1976, p. 199.
  7. ^ a b c 環境刺激制限の心理学―研究小史 1986, pp. 5-6.
  8. ^ 小田晋 1976, p. 197.
  9. ^ a b 環境刺激制限の心理学―研究小史 1986, p. 18.
  10. ^ a b 木村絹子 1965, pp. 152-153.
  11. ^ a b 小田晋 1976, pp. 202-203.
  12. ^ a b 『刺激のない世界』 1986.
  13. ^ a b 環境刺激制限の心理学―研究小史 1986, pp. 18-20.
  14. ^ a b c d e van Dierendonck & Te Nijenhuis 2005.
  15. ^ a b Peter Suedfeld 1980.
  16. ^ a b 環境刺激制限の心理学―研究小史 1986, pp. 21, 286.
  17. ^ a b c d e f g Ernest R. Hilgard 1993, pp. 1-2.
  18. ^ a b 環境刺激制限の心理学―研究小史 1986, pp. 7-8.
  19. ^ a b 木村絹子 1965, pp. 135-136.
  20. ^ a b 環境刺激制限の心理学―研究小史 1986, pp. 2, 286.
  21. ^ Seth Stevenson (2013-05). “Embracing the Void”. Slate Magazine. http://www.slate.com/articles/life/anything_once/2013/05/sensory_deprivation_flotation_tanks_i_floated_naked_in_a_pitch_black_tank.single.htm. 
  22. ^ Phyllis Fong (2013-11-08). “The Modern-Day Float Tank”. Mens Journal. http://www.mensjournal.com/health-fitness/health/the-modern-day-float-tank-20131108. 
  23. ^ 岩田一樹「感覚遮断体験による自己/他者イメージ変化の計測」、『トランスパーソナル学』第1号、1996年5月、 138-151頁、 NAID 40005149557
  24. ^ 小田晋 1976, pp. 199, 204.


「感覚遮断」の続きの解説一覧

感覚遮断(sensory isolation)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/21 08:11 UTC 版)

「感覚遮断」の記事における「感覚遮断(sensory isolation)」の解説

狭義の感覚遮断であり、刺激物理的絶対量減少した状態で、水槽漬け視覚聴覚触覚深部感覚できるだけ減少させるといった方法であり、ジョン・C・リリーやCamberariの実験がそうである。

※この「感覚遮断(sensory isolation)」の解説は、「感覚遮断」の解説の一部です。
「感覚遮断(sensory isolation)」を含む「感覚遮断」の記事については、「感覚遮断」の概要を参照ください。


感覚遮断

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:52 UTC 版)

クモ膜下出血」の記事における「感覚遮断」の解説

最初24時間再出血の危険が極めて高いため、鎮静剤羞明防止暗室化)により血圧上昇を防ぐ。

※この「感覚遮断」の解説は、「クモ膜下出血」の解説の一部です。
「感覚遮断」を含む「クモ膜下出血」の記事については、「クモ膜下出血」の概要を参照ください。

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