御霊地
御霊地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 21:17 UTC 版)
「解脱会御霊地」(げだつかいごれいち)は森になっており、境内には鳥居が建ち、神明造の「天神地祇太神社殿」(1978年(昭和53年)建立)に主祭神天神地祇大神を祀っている。このほか「御主護大神社殿」に五柱の神を祀る。富士浅間両龍王神、天五色大天空大神なども祀っている。事務所は社務所と称する。また仏堂の「五智如来堂」に主尊五智如来像、脇侍聖観音像・不動明王像を安置、聖憲の霊魂を供養する「解脱金剛五輪宝塔」、六地蔵尊などもあり、神仏混淆の様相となっている。このほか、聖憲揮毫の「萬霊魂祭塔」(1936年(昭和11年)建立)、聖憲の還暦祝いに建てられた「岡野聖憲師頌徳碑」(米内光政揮毫。1941年(昭和16年)建立)などの石碑、聖憲の遺品・真筆・資料を納める「解脱金剛宝物館」(仏教建築)などがある。御霊地周辺に解脱会御霊地道場、解脱会館、研修センター、解脱錬心館等の諸施設がある。 また埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線(旧中山道)多聞寺交差点脇の敷地には、聖憲が紀元二千六百年(1940年(昭和15年))を記念して建立した「太陽精神碑」がある。道路を挟んだ向かいの敷地は、1929年(昭和4年)の教団発足時に最初の道場が開かれた「解脱教会本院跡地」である。この場所は聖憲の住宅があった地で、「会祖ご遷化の地」と称する。聖憲が遷化した住宅は「感謝会館」としてその後もこの場所にあったが、1964年(昭和39年)、保存のため「解脱金剛宝物館」の敷地に移築され、「解脱金剛記念館」となった。解脱会創設前、聖憲が高崎線本宿信号場を駅に昇格させる地元の請願運動に参画、1928年(昭和3年)、北本宿駅が開業した(現在の北本駅)ことにより、同年建立した「北本宿驛新設記念碑」(聖憲揮毫)もこの場所にある。この近傍に聖憲の生家岡野家本家の住宅があり、「解脱金剛御生誕之家碑」がある。岡野家は本宿村の名主であったといい、生家には現在も岡野家が在住している。
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