小泉と山崎とは? わかりやすく解説

小泉と山崎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 16:50 UTC 版)

YKK (政治同盟)」の記事における「小泉と山崎」の解説

小泉総理就任直後党内支持基盤磐石ではなく出身派閥内でも会長筆頭小泉急進的なやり方反対苦言を呈する者が多かった。ここで山崎幹事長として、小泉首相に欠けていた党内人脈公明党とのパイプ生かし全面的に小泉支え続け孤軍奮闘した政策面では竹中平蔵経済財政担当大臣頼った小泉だが、党務政局では唯一信頼相談できる存在山崎であった党内から何度も更迭論が出る中、山崎小泉献身的に支え続け小泉山崎信頼を置き、二人盟友関係ぶりが一番際立った時期でもある。 しかし、内閣支持率徐々に下がっていき、いよいよ自らの支持基盤党内求めなくてはならなくなった時に内閣改造2003年9月)を迎え、ここで青木幹雄古賀誠などの党内有力者公明党から支持見返りに、山崎竹中どちらかもしくは両方)の更迭を再び決定的に突きつけられた。 ここで小泉苦渋の決断山崎切った副総裁に名前こそ昇格したものの副総裁名誉職意味合いが強い。 失意の中の山崎スキャンダル騒動にもみまわれ人事2ヵ月後の2003年総選挙落選してしまう。しかし、抵抗勢力への盾役、党・公明党へのパイプ政治全般相談役担っていた山崎小泉には欠かせなく、落選した山崎民間人非常勤内閣総理大臣補佐官として起用する。後に当選した民主党議員スキャンダル辞職し2005年補選議員として返り咲いた。この時、小泉選挙区応援駆けつけ「拓さんがいるから私がいる!」、「私に盾を」と山崎の力が今尚必要なことを強調した加藤選挙全面的協力をしている。 2人の関係がおかしくなり始めたのは、山崎派武部勤幹事長に起用したあたりからである。そして顕著になったのが、郵政解散後の人事であった山崎派森派以外で小泉内閣一貫して全面的バックアップをしてきた唯一の派(加藤派当時小里派(現・宏池会 (谷垣派))は基本的に小泉内閣支持であったが、ときには内閣と距離を取ったケースもあった)であったが、解散総選挙後の人事入閣事実上ゼロであった幹事長に武部留任しているものの、この解散時には既に武部山崎派とは疎遠に近い関係であった)。もともとこれまでの改造人事で、全面支持している割には森派比べて人事優遇されていないと不満があった山崎派は、選挙大勝のうえ小泉内閣最後組閣となるこの人事に期待寄せていた。しかし、冷遇されたため不満が爆発し、その矛先会長である山崎にも向けられ山崎もこの時から反小泉行動徐々に増えていき、総裁選近づくにつれ二人の関係終わったことは周知の事実となったまた、内閣改造とほぼ同時期に山崎は、日本歯科医師連盟からの献金をめぐり東京地検から任意で再聴取受けており、このことはマスコミにも報じられる山崎は、同事聴取報道総理大臣官邸による意図的なリーク認識し対立決定的になったとされる。同献金事件で、検察山崎対す立件を行わなかったが、2005年7月27日東京第2検察審査会起訴相当との議決行っている(その後改正され現在の検察審査会法では、起訴相当議決2度出された際には必ず起訴を行わなければならない)。 YKK政界引退後は小泉と山崎はしばし会談しており、2020年7月には安倍晋三総理後継について「来年2021年)は岸田石破だ」という認識一致したこの後安倍自身の健康問題により辞任するが、その辞意表明したのは2020年8月28日であり、この会談では安倍任期満了に伴う後継者に関する発言であった。しかし実際に2021年10月4日岸田文雄が第100101内閣総理大臣に就任した)。さらに二階俊博中川秀直加えて4人と定期的に会食をしている。二階第49回衆議院議員総選挙出馬決意した直後会食では彼らが二階激励した

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