小右記とは? わかりやすく解説

しょうゆうき〔セウイウキ〕【小右記】

読み方:しょうゆうき

平安中期公卿小野右大臣藤原実資(ふじわらのさねすけ)の日記天元元年(978)から長元5年(1032)にかけての、藤原氏最盛期政治・社会儀式などを記述当時宮廷実情を知るための重要な史料野府記。小記。おうき。


小右記

読み方:ショウユウキ(shouyuuki), オウキ(ouki)

平安時代日記


小右記

主名称: 小右記
指定番号 60
枝番 00
指定年月日 1980.06.06(昭和55.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 古文書
ト書
員数 37巻
時代区分 平安鎌倉
年代
検索年代
解説文:  小右記は小野右大臣藤原実資日記で、平安時代中期藤原道長時代における朝廷動向朝儀次第を最も詳しく伝えた日記として有名である。この前田家本は、江戸時代元禄年間三条西実教から前田綱紀贈られたもので、平安時代後期から鎌倉時代前期書写された現存最古本である。しかもその中には寛仁四年冬、治安元年春の二巻如く流布本みえない詳本をも含み、小右記の内容正確に伝えた善本として知られている。

小右記

読み方:ショウユウキ(shouyuuki)

分野 日記

年代 平安中期

作者 藤原実資


小右記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 03:08 UTC 版)

小右記』(しょうゆうき / おうき)は、平安時代公卿藤原実資の日記。「小右記」とは小野宮右大臣(実資のことを指す)の日記という意味。全61巻。全文が漢文で書かれている。『野府記』(やふき)ともいう。


注釈

  1. ^ 上記以外の知られている異名として、『小野宮右大臣記』・『小野右府記』・『小右相記』・『小野宮殿御記』・『小野宮記』・『小記』・『後小野宮右大臣記』・『後小野宮右府記』・『後小野宮記』・『後小野記』・『後小記』・『実資大臣記』・『実資記』・『続水真記』・『野略抄』・『野記』などがある。
  2. ^ 氷室に蓄えてあったもの。当時氷は非常に貴重なものであった。
  3. ^ この年は降水量が少なく、仁海が祈雨法を修して雨を降らせたことで知られる。
  4. ^ なめてみたら極めて甘かったと記されている。当時はまだ砂糖がなく、甘味といえば水飴)か甘葛の煮汁ぐらいしかなかった。

出典

  1. ^ 清慎公記
  2. ^ 宇野俊一ほか編 『日本全史(ジャパン・クロニック)』 講談社、1991年、185頁。ISBN 4-06-203994-X
  3. ^ 『小右記』寛仁2年5月21日1018年7月6日)の記述より[注釈 3]


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