尋尊

デジタル大辞泉

じんそん【尋尊】

読み方：じんそん

［1430〜1508］室町時代の学僧。法相宗。興福寺大乗院門跡。一条兼良(かねら)の子。興福寺別当となり、長谷寺・薬師寺の別当を兼務して教学振興に努めたほか、「大乗院寺社雑事記」「大乗院日記目録」などの記録を残した。

世界宗教用語大事典

じんそん 【尋尊】

室町時代、興福寺大乗院の門跡。関白一条兼良の第五子。興福寺・長谷寺・橘寺・薬師寺などの別当。応仁の乱に父兼良の記録を兵火から守り大乗院に移して保管。自らも日記その他記録を残し（『大乗院寺社雑事記』など）、当時の政治・経済・文化を知る貴重史料。（一四三〇～一五〇八）

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尋尊

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尋尊（じんそん、永享2年8月7日（1430年8月25日） - 永正5年5月2日（1508年5月31日））は、室町時代中期から戦国時代にかけての奈良興福寺の僧。父は一条兼良。母は中御門宣俊の娘。興福寺180世別当。大乗院第20代門跡。