下水油
別名:地溝油
下水(地溝)、排水溝などにたまったドブ水から抽出・再精製された油。中国で食用油として流通しているとされ、社会問題化している。
下水油に対応する中国語の名称は「地溝油」という。日本ではより広い呼び名として「食用廃油」などの呼び方もあるが、日本では廃棄する天ぷら油のような廃油を指して「食用廃油」ということも多いため注意を要する。
中国人民日報のオンライン版「人民網」では、下水油について「レストランなどの排水溝や下水溝に溜まったクリーム状の油から精製した油」と解説している。また、原料となる下水の油から食用油を精製する技術は、単純な物理的分離だけであるという。
中国国内でも下水油は深刻な問題として扱われており、バイオディーゼル燃料として再利用するための開発なども進められている。
関連サイト:
下水油 - 人民網日本語版 経済用語集
専門家 毎年200万トン以上の「下水油」が食卓に - 人民網日本語版 2011年9月15日
中国衛生部、下水油の検測方法を一般募集 - 人民網日本語版 2012年1月4日
地溝油
地溝油
地溝油
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 06:59 UTC 版)
詳細は「地溝油」を参照 下水道の汚水を精製することにより食用油に再生、販売する行為が商業ベースで行われていることが、国営ラジオ放送サイト・中国広播網が2010年3月17日に放送した。 過去よりうわさはあったが、この年、国がはじめて認めた。 中国では地溝油と呼ばれ、食用油の年間消費量の10%にあたる200万-300万tが地溝油であることが明らかになった。
※この「地溝油」の解説は、「中国産食品の安全性」の解説の一部です。
「地溝油」を含む「中国産食品の安全性」の記事については、「中国産食品の安全性」の概要を参照ください。
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