国道橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 05:37 UTC 版)
芝1丁目と浜松町2丁目にかけて古川に架かる国道15号の橋。2018年現在の橋は、1971年に架替えられたもので全長19m、幅員42m、単純活荷重合成プレートガーダー橋。橋の下は、付近で営業を行う屋形船の係留場所となっており、一面に様々な船が浮かぶ光景が見られる。 江戸時代に東海道の公儀橋として架橋されており、近くにあったセンダンの木が光って見えるようであったことから名づけられた。日本橋からは4km(一里)の距離があり、街道を行き交う旅人の目安にもなっていた。当時は、橋の下流はすぐ河口であり、安藤広重「名所江戸百景」の一枚「金杉橋芝浦」では、橋を渡る池上本門寺帰りの参拝者一行と江戸湾の風景が描かれている。 昭和時代には、橋上に都電金杉線が走っており、橋の南側に金杉橋停留所が存在した。1967年に路線が廃止された後は、都営バス(都営バス渋谷営業所 都06系統 渋谷駅-新橋駅)の金杉橋停留所が設けられて現在に至る。
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