凝然とは? わかりやすく解説

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ぎょう‐ぜん【凝然】

読み方:ぎょうぜん

ト・タル[文]形動タリじっとして動かないさま。

「—として彫塑如く佇(たたず)めり」〈芥川開化の殺人


ぎょうねん【凝然】

読み方:ぎょうねん

1240〜1321]鎌倉後期華厳宗の僧。伊予の人。字(あざな)は示観。各宗の教義精通後宇多上皇菩薩戒授け東大寺戒壇院長老となった著述1200余巻といわれ、「八宗綱要」「浄土源流(げんる)章」「三国仏法伝通縁起」などがある。


ぎょうねん 【凝然】

鎌倉後期華厳宗の僧。伊予愛媛県)の人。姓藤原氏東大寺戒壇院円照について出家、のち諸師に広く宗義学び戒壇院唐招提寺などに住し多く律院を建て、後宇多上皇にも授戒した。仏教概説ともいうべき『八宗綱要』や『三国仏法伝通縁起』など一六〇部余の膨大な著述がある。凝然大徳。(一二四〇~一三二一)→ 八宗綱要

凝然

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/31 07:12 UTC 版)

凝然(ぎょうねん、仁治元年3月6日1240年3月30日) - 元亨元年9月5日1321年9月26日))は、鎌倉時代後期の東大寺の学僧。インド中国日本にまたがる仏教史を研究してその編述をおこない、日本仏教の包括的理解を追究して多くの著作をのこした[1][注釈 1]


注釈

  1. ^ 凝然の著述は、鎌倉時代のいわゆる「旧仏教」の僧侶たちが、「日本にとって仏教とは何であったか」を追究しようとした意思の現れのひとつととらえることができる。大隅(1989)p.210

参照

  1. ^ 大隅(1989)p.210
  2. ^ 凝然世界大百科事典
  3. ^ 大谷 2006, pp. 82, 92.
  4. ^ 細川(2013)p.60
  5. ^ 細川(2013)p.58
  6. ^ 岡本 1998, p. 346.


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