典型7公害
公害
典型七公害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:33 UTC 版)
環境基本法第2条第3項に列挙されている7つの公害を俗に「典型七公害」と呼ぶ。 大気汚染 水質汚濁 土壌汚染 騒音 振動 悪臭 地盤沈下 近年では、上記の七公害のほか、光害や日照に係る被害なども含めて公害とすることが多い。また、最近ではダイオキシン類やアスベストなどの有害物質も公害を発生させるとして問題となっている。これらの物質により、発生している公害の現象は典型七公害のうち、大気汚染・水質汚濁・土壌汚染の公害に含まれる。しかし、それぞれに、これらのカテゴリー(典型七公害)の分類に当てはめにくい社会問題を含んでいることから、それぞれ独立した現象の公害と考える論者もいる。ダイオキシンやアスベスト問題は複合的問題であり、特定事業者による故意ではなく時代の経過とともに公害的な発生メカニズムが究明されてきたもので、今後はこのようなケースの公害が増加する可能性もある。 「アスベスト問題」も参照 スギ花粉症は、アレルギー疾患であるが、現在の日本において国民の約25%が患っていると考えられており、花粉公害ととらえることもある。
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