共同施設等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 14:01 UTC 版)
メモリアルゾーン 敷地内に点在していた殉職自衛官慰霊碑や旧日本軍の記念碑など16の碑を、国が約6億円を投じて防衛省東側の約6000平方メートルの一角に集め、整備した。1950年の警察予備隊創設以来、令和3年度追悼式まで殉職した警察予備隊、保安隊、自衛官は1,964柱で、顕彰者の内訳は陸上自衛隊1,086柱、海上自衛隊470柱、航空自衛隊432柱、その他31柱となっている。殉職自衛官慰霊碑は靖国神社の方に向いている。自衛隊殉職隊員追悼式は原則としてここで執り行われる。 市ヶ谷記念館 庁舎A棟のある場所にあった「1号館」の一部を同駐屯地内薬王寺門付近に移設復元したものである。旧1号館は、1937年に陸軍士官学校本部として建設され、陸士の座間移転後は陸軍予科士官学校本部となり、さらに予士の朝霞移転後の太平洋戦争中は陸軍省・参謀本部(大本営陸軍部)などが置かれていた。同館大講堂(陸士大講堂)は極東国際軍事裁判の法廷として使用された。1960年からは陸上自衛隊東部方面総監部が使用、1970年に三島事件の現場ともなった。防衛庁本庁の新庁舎建設・移転に伴い解体されたが、便殿の間(天皇の陸士行幸時に利用した部屋)や校長室(陸軍省時代は陸軍大臣室)を含む本部正面・車寄せや大講堂といった一部分のみを残し、1998年に現在の場所に移設された。 その他 厚生棟内には防衛省共済組合本省支部のほか、ファミリーマート、セブンイレブンやスターバックスなどの小売・飲食店がある(過去にはサブウェイやヤマザキショップがあったが、現在は閉店している)。厚生棟の2階には託児施設が開設された。 メモリアルゾーン メモリアルゾーンの殉職者慰霊碑に献花するアメリカ合衆国国防長官ロバート・ゲーツ 市ヶ谷記念館
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