ほぞん‐りょく【保存力】
保存力
保存力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 01:03 UTC 版)
力の作用する範囲内で質点が、位置AからBへ運動する間になす仕事 WA-B は、 W A − B = V A − V B {\displaystyle W_{\mathrm {A-B} }\,=V_{\mathrm {A} }-V_{\mathrm {B} }} となる。VA は位置Aでのポテンシャル、VB は位置Bでのポテンシャルである。この結果は、質点の動いた経路に依らない。どのような経路を通るかに関わらず、なした仕事がどの経路でも等しい場合、この時に質点に働く力を保存力(conservative force)と言う。また、保存力のみが作用する場(力場)を保存力場(conservative force field)と言う。また保存力では、質点が位置Aから出発して位置Aに戻る経路(閉じた経路)の場合、質点のなした仕事は、途中の通った道筋に関係なくゼロとなる。 このように(スカラー)ポテンシャルによる力は保存力となる。また、逆に保存力は必ずポテンシャルを伴うことが言える。
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