作図可能な正多角形とは? わかりやすく解説

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作図可能な正多角形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 08:05 UTC 版)

定規とコンパスによる作図」の記事における「作図可能な正多角形」の解説

正三角形正五角形、この2つ正多角形頂点の数の最小公倍数の値と同じ数の頂点を持つ正十五角形正方形、およびこれらの頂点の数に2の冪乗じた数の頂点を持つ正多角形作図可能である事は古代ギリシア数学者エウクレイデスユークリッド)が著した原論』に記されており、よく知られていた。長い間それ以上のことは判明しなかったが、ガウス1796年3月30日に、正十七角形作図可能であることを発見した同時に正五十一角形正八十五角形正二百五十五角形、及び17もしくはこれらの頂点の数に2の冪乗じた数の頂点を持つ正多角形作図可能であることも発見されたことになる。ガウスはさらに1801年出版した整数論研究』において、正 n 角形作図可能であるための必要十分条件が、n が2の冪相異なるフェルマー素数の積、すなわち n = 2mFaFb…FcFa , Fb , … ,Fc全て異なフェルマー素数、m は非負整数) の形であることを示した。これは 1 の原始 n 乗根 ζn のガロア群構造2 次拡大繰り返しによって得られることの特徴付けとして得られるこのような n は、小さい順に(50以下のものを)並べると、 3, 4, 5, 6, 8, 10, 12, 15, 16, 17, 20, 24, 30, 32, 34, 40, 48, ... (オンライン整数列大辞典数列 A003401) である。

※この「作図可能な正多角形」の解説は、「定規とコンパスによる作図」の解説の一部です。
「作図可能な正多角形」を含む「定規とコンパスによる作図」の記事については、「定規とコンパスによる作図」の概要を参照ください。

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