今後の拡大
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コペンハーゲン基準によると欧州連合への加盟は、安定し、自由市場と、法の支配と人権を尊重する民主主義を有するあらゆるヨーロッパの国に対して開かれたものとされている。さらに加盟を希望する国はアキ・コミュノテールの受容やユーロの導入といった加盟国の義務を受け入れ中なければならない。
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今後の拡大
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2020年11月現在、トルコ、北マケドニア、モンテネグロ、セルビア、アルバニアの5か国は正式な加盟候補国として認定されている。 トルコに対しては欧州連合の価値観を共有することができるかといった疑問や、北キプロス問題、アルメニア人虐殺問題がある。2013年6月26日、約3年ぶりに加盟交渉を再開することを決定していたが、市民による反政府デモに対し、強硬姿勢を続ける同国政府への対応の懸念から、10月以降への加盟交渉の延期を発表した。 北マケドニアは2006年に加盟候補国となっている(当時の国名は「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」)。長らく隣国ギリシャとの間で国名改称問題を抱えており加盟に際する課題となっていたが、2018年6月12日に国名を北マケドニア共和国とすることでギリシャと合意し、両国の議会承認などを経て2019年2月12日に改名が発効した。 2020年3月26日、EUは北マケドニアとの加盟交渉開始に合意した。 モンテネグロは2010年12月に加盟候補国として承認され、2011年10月から本格的な加盟交渉が開始された。 2020年6月現在、該当するアキ・コミュノテール全33分野中33のすべての分野で交渉を開始しており、そのうちの3分野の交渉は暫定的に終了していることから、加盟候補国5か国のなかで最も交渉が進展している国といえる。 セルビアはボスニア・ヘルツェゴビナ内戦の大物戦犯であるラトコ・ムラディッチとゴラン・ハジッチ(英語版)の拘束が評価されてはいるものの、2008年にセルビアから一方的に独立を宣言したコソボ政府との関係改善および政治対話の進展が加盟交渉開始の条件とされており、正式な加盟申請を行った2009年12月22日から2012年2月の段階まで加盟候補国に認定されていなかったが、2012年3月1日のEU首脳会議において正式な加盟候補国に承認され、2013年4月22日にはコソボと関係正常化で合意し、2014年1月21日に加盟交渉を開始した。 アルバニアは2009年4月28日にEUに加盟を申請し、2014年6月27日に加盟候補国として承認された。 2020年3月26日、EUはアルバニアとの加盟交渉開始に合意した。 EUは、将来的なEU加盟の明確な見通しがあるがまだ正式な加盟候補国の地位を認められていない国を潜在的加盟候補国と位置付けており、これに該当する国はボスニア・ヘルツェゴビナとコソボである。 ボスニア・ヘルツェゴビナは2016年2月15日、EUに加盟申請を行った。 コソボは2016年4月1日、EUとの安定化・連合プロセス協定を発効した。ただしコソボの国家承認については既存加盟国の間で対応が分かれている。 ウクライナは2022年2月にロシアによる侵略を受けて2月28日に加盟申請を行った。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は即時加盟できるよう特別な手続きをEUに要請し、フォン・デア・ライエン欧州委員長も同国のEU加盟を支持しているが、停戦の条件としてウクライナの中立化を要求しているロシアは猛反発しており加盟が実現するかは不透明である。さらに、2022年3月3日にはジョージアとモルドバが相次いで加盟申請を行った。
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