二重らせん
英訳・(英)同義/類義語:double helix
二本の直鎖が、らせん状に絡まって作る構造。2本鎖DNAの構造。, DNAの立体構造で、AとT、GとCが対合するように二本の鎖が相互に逆向き、右巻きに絡み合って作ったらせん構造。X線回折データをもとに作られた二本鎖DNAの構造。
遺伝や核酸に関する反応や現象など: | 不完全連鎖 不等交差 不連続複製 二重らせん 交差率 伝達/連鎖不平衡検定 伴性遺伝 |
二重らせん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 04:30 UTC 版)
- ^ a b “『二重螺旋 完全版』訳者あとがき by 青木薫”. HONZ (2015年5月28日). 2023年10月2日閲覧。
- ^ Watson, J. D.; Crick, F. H. C. (1953). “Molecular Structure of Nucleic Acids: A Structure for Deoxyribose Nucleic Acid”. Nature 171 (4356): 737–738. doi:10.1038/171737a0. PMID 13054692.
- ^ Leslie AG, Arnott S, Chandrasekaran R, Ratliff RL (1980). “Polymorphism of DNA double helices”. J. Mol. Biol. 143 (1): 49–72. doi:10.1016/0022-2836(80)90124-2. PMID 7441761.
- 1 二重らせんとは
- 2 二重らせんの概要
- 3 二重らせんモデルの歴史的背景
- 4 参考図書
二重らせん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/03 04:53 UTC 版)
詳細は「二重らせん」を参照 二重らせんは核酸分子における重要な三次構造の1つであり、二次構造と密接に関連している。二重らせんは連続的な塩基対が多く存在する領域で形成される。 核酸の二重らせんは通常右巻きで、塩基対を形成した2本のヌクレオチドの鎖を含む。ヘリックスは約10ヌクレオチドで1回転する。主溝(major groove)と副溝(minor groove)を含み、主溝は副溝よりも広い。DNAに結合するタンパク質の多くは、より広い主溝の側から結合を行う。二重らせんは多くの形状が可能であり、生物学的に妥当なDNAの形状はA-DNA、B-DNA、Z-DNAの3つである。RNAの二重らせんはA型DNAに似た構造を取る。
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二重らせん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 16:12 UTC 版)
詳細は「二重らせん」を参照 二重らせんは生体のDNAで最も多くみられる三次構造であり、RNAもこの構造をとることができる。自然界で見つかるDNAのコンフォメーションはA-DNA、B-DNA、Z-DNAであると考えられている。ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックによって記載されたB型のDNAが、細胞内で最も多くみられる構造であると考えられている。ワトソンとクリックは、この構造を半径 10 Å、ピッチ 34 Å、10塩基対ごとに1回転する二重らせんとして記載した。溶液中では、二重らせんは10.4–10.5塩基対ごとに1回転する。このねじれの頻度は、各塩基が隣接塩基に及ぼすスタッキング相互作用に大きく依存している。RNAの二重らせんは、A型の構造に類似したコンフォメーションをとる。 A型、B型、Z型以外のコンフォメーションも可能である。事実、多くのコンフォメーションが発見されており、将来的に新たなDNA構造が見つかったときに使えるアルファベットはF、Q、U、V、Yだけしか残されていない。しかし、これらの構造形式の大部分は人工的に作り出されたものであり、自然発生した生物学的な系では観察されていない。 .mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}RNA三重鎖 Oceanobacillus IheyensisのグループIIイントロンでみられるmajor groove triplex。スタッキングした各層が異なる色で示されている。三重鎖間の水素結合は黒い破線、窒素原子は青、酸素原子は赤で示されている。 ヒトのテロメラーゼRNAのシュードノット内で形成されたmajor groove triplex (U114:A175-U101)。水素結合は黒の破線、窒素原子は青、酸素原子は赤で示されている。
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