二次創作の商業ベースの進出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:41 UTC 版)
「東方Project」の記事における「二次創作の商業ベースの進出」の解説
コンシューマーへの進出 2014年『“Play,Doujin!”プロジェクト』が発表された。このプロジェクトは同人ゲームをPS4、PSVita、Nintendo Switchなどで遊べるようにするプロジェクトである。これは東方二次創作ゲームをPS4で遊ぶことを目的とした「ZUN×PlayStation」を拡大させたものであり、ZUNも協力をしている(『“Play,Doujin!”プロジェクト』となって以降は、東方二次創作以外のゲームも多数公開されている)。各サークルが開発し、それをメディアスケープ株式会社がCERO審査・配信などを代理するという形を取っている。 東方公式作品として、『深秘録』、『憑依華』も当プロジェクトを通して配信された。 大手企業によるスマートフォンアプリの配信 スマートフォンで完結する無料アプリによる二次創作にとどまらず、サーバーなどを必要とした大規模なシステム、Live2Dによる演出、課金要素などを有した二次創作アプリが配信されるようになった。 アレンジアルバムの通信販売、サブスクリプションへの進出 東方アレンジは同人CDとして同人即売会や同人ショップでの頒布に限られていたが、『東方同人音楽流通』を通してiTunesおよびYouTube Music(Google Play Musicからのサービス移行)での販売が可能となった。その後、サブスクリプションへ対応し、Apple Music、Spotifyでの配信も行っている。それぞれ販売、もしくは配信された楽曲の利益は『東方同人音楽流通』を通して原作者であるZUN、あきやまうに、NKZに一部分配された上で、各サークルに支払いされる。また、BOOTHでのダウンロード販売も『東方同人音楽流通』を通して一部、原作者に分配される。さらに、放置されていたYouTubeでの違法アップロードに対応(楽曲の使用を検知し、削除や広告収益を本来のアーティストに渡すなどの選択)が可能となった。 東方公式のサウンドトラックもこのレーベルを通して配信されている。 出版社を通した二次創作コミック・小説・イラスト集の販売 東方我楽多叢誌にて東方の二次創作漫画や小説が連載されており、「東方Project二次創作シリーズ」としてKADOKAWAから出版され、各書店で購入できる。また、「東方Projectの個人作品集」として第三者による東方のイラスト集がKADOKAWAから出版されている。こちらには、オフィシャルファンブックである『外来韋編』に掲載されたイラストも収録されている。
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