乎古止点とは? わかりやすく解説

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おこと‐てん〔をこと‐〕【×乎古止点】

読み方:おことてん

をことてん


をこと‐てん【×乎古止点】

読み方:をことてん

古く漢文訓読の際、漢字の読み方を示すために漢字字面四隅上下中央などに記入した符号胡粉(ごふん)または記した平安初期始まり室町時代ごろまで行われた仏家儒家、またはその流派により種々の相違があった。儒家代表的な点図右上の二点が、「を」「こと」にあたるところからの称。

乎古止点の画像

乎古止点

読み方:ヲコトテン(wokototen)

漢字読みを表す、字の隅につけた点や線の記号


乎古止点

読み方:オコトテン(okototen)

漢文訓読漢字読みを示すため、字の隅などにつけた点や線の符号

別名 遠己登点


をことてん 【乎古止点】

漢文訓読するため、漢字のまわりに付けた点や線の符号をいう。平安から室町時代頃まで行われ僧侶儒者それぞれの流儀があった。→ 三論宗点

漢文訓読

(乎古止点 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 03:15 UTC 版)

漢文訓読(かんぶんくんどく)とは、漢文の語順構成を維持しながら、訓点を付して日本語の文体に置き換えて読解すること。




「漢文訓読」の続きの解説一覧

乎古止点(乎己止点・ヲコト点)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 13:47 UTC 版)

漢文訓読」の記事における「乎古止点(乎己止点ヲコト点)」の解説

漢字周り内部に点や棒線などの符号をつけることによって、その符号位置助詞助動詞など表し音節など区切り示して訓読補助にする。博士家点の右上から時計回りに「ヲ、コト、ト、ハ、…」となることから乎古止点と呼ばれる奈良・平安時代には始まったとされ、流派時代によってそれぞれ符号の数や位置異なりその中で朝廷儒者であった清原家によって使用され明経点や、菅原家儒者によって定められ院政期以降用いられ紀伝点など、百を超える種類があるといわれている。

※この「乎古止点(乎己止点・ヲコト点)」の解説は、「漢文訓読」の解説の一部です。
「乎古止点(乎己止点・ヲコト点)」を含む「漢文訓読」の記事については、「漢文訓読」の概要を参照ください。

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乎古止点

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 01:21 UTC 版)

名詞

   (をことてん)

  1. 漢文訓読するときに漢字四隅などにつける記号胡粉記した。

語源

関連語


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