上横手雅敬とは? わかりやすく解説

上横手雅敬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 23:17 UTC 版)

上横手 雅敬(うわよこて まさたか、1931年昭和6年〉3月7日 - )は、日本歴史学者。専門は、日本中世政治史・日本中世社会史。学位は、文学博士[1]京都大学名誉教授。和歌山県出身。


  1. ^ 上横手雅敬『日本中世政治史研究』 京都大学〈文学博士 乙第1788号〉、1971年。hdl:2433/213635NAID 500000396514https://hdl.handle.net/2433/213635 
  2. ^ 上横手雅敬 編『中世公武権力の構造と展開』吉川弘文館、2001年、298頁。ASIN 4642028056ISBN 978-4642028059NCID BA52834774OCLC 754580022全国書誌番号:20196985 
  3. ^ 元木泰雄『院政期政治史研究』思文閣出版〈思文閣史学叢書〉、1996年、381頁。ASIN 4784209018ISBN 978-4784209019NCID BN14178094OCLC 36838138全国書誌番号:96056972 
  4. ^ 美川圭『院政の研究』臨川書店、1996年、284頁。ASIN 465303284XISBN 978-4653032847NCID BN15677056OCLC 675335834全国書誌番号:97049497 
  5. ^ 上島享『日本中世社会の形成と王権』名古屋大学出版会、2010年、949頁。ASIN 4815806357ISBN 978-4815806354NCID BB03041388OCLC 743310077全国書誌番号:21813053 
  6. ^ 『花筐』2000年、149頁。 [要文献特定詳細情報]


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源義経」の記事における「上横手雅敬」の解説

上横手雅敬は鎌倉幕府編纂である『吾妻鏡』疑問呈し義経無断任官問題老獪な後白河法皇義経利用して頼朝との離反計り義経がそれに乗せられ結果であるとする通説批判している 。 任官問題 頼朝義経平氏追討派遣しなかったのは、無断任官対す制裁などではなく京都治安維持義経が必要であり公家側の強い要望あったからである。後白河院義経治安維持活動期待して検非違使左衛門尉任じた。しかしその結果義経後白河院側近編成されたことになり、幕府への奉仕不可能になったため、それが頼朝怒り招いたのである。さらに壇ノ浦合戦後、義経鎌倉拘束せず京都帰したのは、院御厩司に補され院の側近となった義経利用して後白河院挑発するためであった頼朝後白河院頼朝追討宣旨を出さざるを得ないように追い込んだ結果多く政治的要求突きつけることに成功したのである判官贔屓と吾妻鏡 また伝説義経像には陰影があり感傷的であるが、実像に近いと思われる『平家物語』義経像は明るく闊達な勇者であり、何の陰りもない。ところが幕府編纂『吾妻鏡』は、反逆者であるはずの義経に対して非常に同情的であり、義経心情立ち入っている記述多く見られ、「判官贔屓」の度合いが強い。頼朝については弟達への冷酷さ隠そうとはせず、静御前の舞の場面では、凛然たる静と政子対し狭量頑迷な頼朝という描写悪意的なものがある。また、義経讒言した梶原景時悪人として断じている。景時は北条氏によって幕府から追放され人物である。『吾妻鏡』は「判官贔屓」の構図作り源氏から政権奪った北条氏立場正当化していると見られる

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