ロマネスク様式
ロマネスク
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ロマネスク(英: romanesque)は、建築、彫刻・絵画・装飾、文学の様式の一つ。建築用語および美術用語としては、10世紀末から12世紀にかけて西ヨーロッパに広まった中世の様式を指し、この記事ではそれについて述べる。文芸用語としては、「ロマン(仏: roman)」から派生し、奔放な想像力によって現実の論理・事象の枠を飛び越えた幻想的な性質を指す[1]。
- ^ 「ロマネスク」(『日本国語大辞典』小学館);「ロマネスク」(『日本大百科全書』)
- ^ Eric Fernie, et al. "Romanesque." (Grove Art Online. Oxford UP, Web. 29 Nov. 2012).
- ^ アンリ・フォション『ロマネスク』神沢栄三ほか訳、鹿島出版会、1976
- ^ Lawrence Nees, Early Medieval Art (Oxford History of Art), Oxford UP, 2002.
- ^ エミール・マール『ロマネスクの図像学』田中仁彦ほか訳、国書刊行会、1996
- ^ C. R. Dodwell, Painting in Europe, 800–1200 (Pelican History of Art), Yale UP, 1993.
- 1 ロマネスクとは
- 2 ロマネスクの概要
- 3 彫刻
- 4 関連文献(日本語)
- 5 関連項目
ロマネスク様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 22:52 UTC 版)
「ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル聖堂」の記事における「ロマネスク様式」の解説
聖ミカエル聖堂は、早期ロマネスク様式(Ottonic style)の重要な教会のうちの1つである。2つの袖廊をともなった2つのクワイヤ(聖歌台)を持つバシリカ聖堂がある。4つの角にはそれぞれ尖塔が立っている。西のクワイアは回廓とクリプトによって重要な機能を担っている。 建物全体の設計は幾何学的な概念に基づいている。建物全体は正方形であり、回廊、聖堂、クワイヤ、尖塔の高さや寸法は、それぞれ1:2の比率になるように設計されている。また、司教ベルンヴァルトは本堂の柱をNiedersächsischer Stützenwechselスタイルで飾った。四角い柱と丸いアーチが交互に現れる。壁には通風と採光を兼ねたアーチ・ウインドウがある。(少しイスラム調の装飾だが、イスラム文化とは直接は関係ないと思われる。)
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ロマネスク様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/24 17:42 UTC 版)
最初の建築から、リスボン大聖堂はバラ窓を備えた、堂々たる主出入口である西ファサード(20世紀にかけらから再建)、北側出入り口と大聖堂本堂が保存されてきた。出入り口はロマネスク意匠の興味深い円柱建築が施されている。本堂は半円筒天井に覆われ、その上部にトリフォリウム(側廊上部のアーチと高窓の間)がある。西ファサードのバラ窓から光が降り注ぐ。交差廊のランタン塔窓と同様に、本堂の側廊窓からも光が入る。大聖堂の全体的な建築計画は、同時代に建設されたコインブラの旧大聖堂と非常に似ている。ある回廊は、興味深いロマネスク様式の鉄製門をもつ。
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「ロマネスク様式」の例文・使い方・用例・文例
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