ロマネスクとは? わかりやすく解説

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ロマネスク【Romanesque】

読み方:ろまねすく

【一】[名]10世紀末から12世紀にかけて西欧広まったキリスト教美術様式古代ローマ・ゲルマン民族どの様式に東方影響加わったもので、ゴシック先立つ。特に重厚な教会堂建築代表され石造穹窿(きゅうりゅう)をはじめ、半円形アーチ多用特色ロマネスク式

【二】形動romanesque小説のように、数奇であった情熱的であったりするさま。「—な半生


ロマネスク

作者太宰治

収載図書太宰治小説
出版社岩波書店
刊行年月1988.6

収載図書走れメロス
出版社講談社
刊行年月1989.5
シリーズ名講談社 青い鳥文庫

収載図書太宰治全集 1
出版社筑摩書房
刊行年月1989.6

収載図書ちくま日本文学全集 004 太宰治
出版社筑摩書房
刊行年月1991.3

収載図書太宰治全集 2 小説
出版社筑摩書房
刊行年月1998.5

収載図書走れメロス
出版社日本図書センター
刊行年月2002.3
シリーズ名太宰治文学館

収載図書富嶽百景走れメロス 他八篇 改版
出版社岩波書店
刊行年月2003.4
シリーズ名岩波文庫

収載図書晩年 118改版
出版社新潮社
刊行年月2005.10
シリーズ名新潮文庫

収載図書大活字版 ザ・太宰治全小説全二冊 下巻
出版社第三書館
刊行年月2006.10

収載図書走れメロス 新装版
出版社講談社
刊行年月2007.10
シリーズ名講談社青い鳥文庫

収載図書太宰治
出版社筑摩書房
刊行年月2008.1
シリーズ名ちくま日本文学


ロマネスク

作者楊緯

収載図書浪漫都市物語上海香港'40S
出版社JICC出版局
刊行年月1991.12
シリーズ名発見冒険中国文学


ロマネスク

作者上林暁

収載図書上林暁全集 第10巻 小説 増補決定版
出版社筑摩書房
刊行年月2001.3


ロマネスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 20:00 UTC 版)

ロマネスク: romanesque)は、建築彫刻絵画装飾文学の様式の一つ。建築用語および美術用語としては、10世紀末から12世紀にかけて西ヨーロッパに広まった中世の様式を指し、この記事ではそれについて述べる。文芸用語としては、「ロマン: roman)」から派生し、奔放な想像力によって現実の論理・事象の枠を飛び越えた幻想的な性質を指す[1]


  1. ^ 「ロマネスク」(『日本国語大辞典』小学館);「ロマネスク」(『日本大百科全書』)
  2. ^ Eric Fernie, et al. "Romanesque." (Grove Art Online. Oxford UP, Web. 29 Nov. 2012).
  3. ^ アンリ・フォション『ロマネスク』神沢栄三ほか訳、鹿島出版会、1976
  4. ^ Lawrence Nees, Early Medieval Art (Oxford History of Art), Oxford UP, 2002.
  5. ^ エミール・マール『ロマネスクの図像学』田中仁彦ほか訳、国書刊行会、1996
  6. ^ C. R. Dodwell, Painting in Europe, 800–1200 (Pelican History of Art), Yale UP, 1993.


「ロマネスク」の続きの解説一覧

ロマネスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 02:04 UTC 版)

「塔」記事における「ロマネスク」の解説

ロマネスク様式独立鐘塔として代表的なものとしてピサの斜塔(1173- 1372年)がある。ゴシック様式であるが、フィレンツェサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂にあるジョットの鐘楼1387年完成)も独立した塔である。 建物十字交差させ、その交点上に塔を持つ形式のものも登場している。代表的なものとしは、フランストゥールーズにあるサン・セルナン教会11- 13世紀)や、ベルギートゥールネ大聖堂などである。 ドイツヴォルムス大聖堂(1171- 1240年?)は、交差部分八角塔が、東西には4つの円塔が建つ。ドイツロマネスク建築一つ到達とされる

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「ロマネスク」を含む「塔」の記事については、「塔」の概要を参照ください。


ロマネスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 05:41 UTC 版)

彫刻」の記事における「ロマネスク」の解説

詳細は「ロマネスク」を参照 1000年頃からヨーロッパ全域で(生産商業における一般的な経済成長主導されて)美術生産全般的な再生があり、新たなロマネスク様式西ヨーロッパ全域使われる最初中世様式となった新し大聖堂巡礼者教会はますます建築石のレリーフ飾られ彫刻について12世紀教会の上にあるティンパヌムそして人物物語の情景描写した柱頭 (建築)など、新たな焦点生まれた彫刻がある傑出した修道院付属教会には、フランスヴェズレー教会モワサック教会スペインシロス修道院などがある。 ロマネスク芸術は、彫刻絵画両方における非常に活発な様式特徴である。この時期よりも柱頭注視されことはなく、当時柱頭には人物数名いる情景全体がしばしば彫り刻まれた。大型木製キリストが磔された十字架像 (crucifix) は、玉座にたたず聖母自立像と同じく、この時代初期ドイツ革新であったが、とりわけ高浮彫り当時彫刻潮流だった。構図には一般に深さがほとんどなく、柱頭ティンパヌムの形にそれらを押し込むには柔軟である必要があった。しっかり囲っているとの緊張関係(たまに構成がそこからはみ出る)がロマネスク美術繰り返されテーマである。人物像はその重要性に応じてサイズ変えることが多く肖像は殆ど存在しなかった。 この時期における象牙金属といった貴重な素材オブジェは、モニュメント彫刻よりもはるかに地位が非常に高く、我々は画家や彩飾家や建築家石工)よりも作り手の名前を知っている琺瑯装飾を含む金属作品は非常に洗練されてきて、遺物保持するために作られ多く壮大な聖櫃現存しており、最も知られているものがニコラ・ド・ベルダンによるケルン大聖堂三賢者の聖箱 (Shrine of the Three Kings) である。ブロンズ製のグロスター大聖堂燭台真鍮製の聖バルテルミー洗礼盤(1108-17)が優れた例で、金属鋳造様式大きく異なる。前者は非常に複雑かつ情熱的に描かれ洗礼盤では最も古典的かつ荘厳なモサン様式見られるヒルデスハイム大聖堂にある青銅製の扉と戦勝記念塔グニェズノ大聖堂の扉 (Gniezno Doors) 、ヴェローナにあるサンゼーノマッジョーレ教会の扉もまた別の重要な現存作品である。手を洗う水の容器水差し)であるアクアマニール (Aquamanile) は11世紀ヨーロッパ導入されたと見られており、しばしば幻想動物形状だった。現存例大半真鍮製である。ロマネスクの硬貨一般的に美的関心がさほど大きくないが、優れた印判から押され印章複数憲章文書現存している。 クロイスターズ十字架 (Cloisters Cross) は、預言者ほか多く人物を含む複雑な彫刻刻まれ尋常でないほど大き象牙製のキリストはりつけ十字架で、これは名前が知られている比較数少ない芸術家一人マスター・ヒューゴによるもので、彼は写本にも光を当てた多く作品同じく、それは当初部分的に着色されていた。ルイス島のチェス駒保存状態良い象牙小型作品で、その欠片破片多く司教杖飾り盾、佩用十字架同様のオブジェ残っている。 『聖バルテルミー洗礼盤』1108-17年。イエスの洗礼表したもの ヴェズレー教会ティンパヌム1130年頃。フランスブルゴーニュ地方 オウレンセスペイン)にある大聖堂ファサード1160年 ガリシア州スペイン)のサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂にある『ポルティコ・ダ・グロリア』12-13世紀

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ロマネスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:41 UTC 版)

洋服の歴史」の記事における「ロマネスク」の解説

南フランスから持ち込まれたというごく短いチュニック流行するその後おそらく東方から持ち込まれブリオーという広く大きな袖とぴったりした胴部をもつ長いチュニック流行する騎士たちは争って髪を伸ばし鏝を当て男女違い長い裾の下に隠れたズボンブレー)を見なければ、ほとんどわからなくなった貴婦人たちはあでやかなブリオーの裾を長く伸ばすことに熱中しボタン取り付けできる引き裾が発明された。 しかし、ブリオー時代長く続かず続いてコットという体にぴったりした服が流行する。これは肘から手首までをボタン留める長くぴったりした袖を持ち、脇をひも締めする、やはり丈の長いチュニックだった。さらにシュールコーという上着重ねたが、もともと鎧の上に着る衣装から生まれたこれらの衣服には戦場での見分けのために紋章がついていた。紋章という柄とはっきりした色による装飾流行飽き足らず左右靴下の色を赤と緑にしたり、衣装真ん中から青と赤にしたりといった、ミ・パルティ(片身変り)という二色で体を分割するファッション流行する金属製コット鎖帷子シュールコー 966年 1180年頃、ブリオー 1250年前後、ブライズ

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