ユニットブレーキとは? わかりやすく解説

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踏面ブレーキ

(ユニットブレーキ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/04 13:50 UTC 版)

踏面ブレーキ(とうめんブレーキ)とは、鉄道車両車輪レールと接する面(踏面)に摩擦材を押し付けて減速させる制動方式で、摩擦ブレーキの一種。近年は構造を簡素化したユニットブレーキと呼ばれるものが使用されている。


  1. ^ 交友社「鉄道ファン」1997年2月号新車ガイド「東武鉄道30000系」記事。
  2. ^ レールアンドテック出版「鉄道車両と技術」No.177「東京メトロにおけるATOの取組み」記事。
  3. ^ なお、ATO運転を行っている路線である東京メトロ丸ノ内線有楽町線副都心線ではリンク式ブレーキの車両があるが、ブレーキストロークの戻しバネを改良品へと交換することでATO運転へと対応させている
  4. ^ a b c 帝都高速度交通営団「60年のあゆみ - 営団地下鉄車両2000両突破記念 - 」記事。
  5. ^ a b 交友社「鉄道ファン」2005年2月号特集「205系四半世紀の歩み」記事


「踏面ブレーキ」の続きの解説一覧

ユニットブレーキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/08 14:11 UTC 版)

踏面ブレーキ」の記事における「ユニットブレーキ」の解説

ユニットブレーキとは、ブレーキシリンダと制輪子取り付け部が一体となった押し踏面ブレーキのことである。 この方式は、ブレーキシリンダ、ブレーキてこ、シューヘッドなどの機構一体化することで構造簡素化小形化、軽量化整備時間短縮などが図れ利点がある。機能的には(ユニット形の)片押し踏面ブレーキであるが、単にユニットブレーキと呼ばれるまた、ユニットブレーキを両抱き式の配置として使用している車両もある(両抱き式のユニットブレーキ)。 従来のブレーキシリンダを用いた複雑なリンク機構作用させる従来方式リンク式)と比較して、ブレーキシリンダとブレーキシューが一体となっていることから、ブレーキ作用時の応答性高くなっている。特にATO装置使用した運転路線場合、駅停車時には頻繁なブレーキノッチ操作手動7段をATO使用時には31段の多段ステップ化)を行うため、ユニットブレーキはその応答性優れていることから対応は容易であるが、従来方式リンク式)の場合頻繁なブレーキノッチ操作への対応が難しい面もある 。 さらに制輪子摩滅した場合でも、自動車輪踏面制輪子隙間一定に保つ「自動隙間調整機構」が実装されており、隙間調整不要となることで保守容易化を図ることができる。 採用時期早いものでは営団地下鉄(現・東京地下鉄)において1961年昭和36年登場日比谷線3000系1964年昭和39年登場東西線5000系にセミユニットブレーキ方式採用されている。これは台車構造簡素化保守性の向上が目的とされている。営団地下鉄ではこれ以降、ユニットブレーキ方式開発継続し1988年昭和63年登場日比谷線03系東西線用の05系において本格的な採用開始されている。 また、日本国有鉄道国鉄)では1980年昭和55年)に新製した201系試作車一部車両においてユニットブレーキが採用されている。ただし、量産車では不採用となり、試作車においても量産化改造時に撤去している。 その他の私鉄では2000年代以降製造され通勤形車両ではこのブレーキシステム採用しているものが多い。 JRでは、電気機関車EH200形貨車コキ107形コキ200形などで採用されている。 保守のために取外され並べられたユニットブレーキ。 ユニットブレーキのカットモデル左下組み込まれている物が自動隙間調整機構調整器体。

※この「ユニットブレーキ」の解説は、「踏面ブレーキ」の解説の一部です。
「ユニットブレーキ」を含む「踏面ブレーキ」の記事については、「踏面ブレーキ」の概要を参照ください。

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