プリンセスマリッジ【プリンセスマリッジ】(草花類)
登録番号 | 第11523号 | |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | プリンセスマリッジ よみ:プリンセスマリッジ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山口県 | |
品種登録者の住所 | 山口県山口市滝町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松本理、山本雄慈、光永拓司、尾関仁志 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、シンテッポウユリ「雷山1号」にアジアティック系「トスカーネ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の淡ピンク色でテッポウユリ型の切花向きの品種である。草丈は130㎝以上、茎の直径は10.0~14.9㎜、上部及び中部の色は緑、下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は10~19㎜、止葉下は20~39㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は20~29㎜、葉長は16~20㎝、葉の光沢は無、葉数は多、葉の着生角度は30~59゜である。つぼみの形はⅦ型、花の向きは30~59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は150~179㎜、内花被の幅は40~49㎜、長さは13~17㎝、外花被の幅は40~49㎜、長さは12~15㎝である。花色は花弁の基部はピンク白(JHS カラーチャート0401)、地色、中肋部及び縁部は淡ピンク(同0402)、裏面は淡紫ピンク(同9502)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は淡紫ピンク(同9202)、内花被及び外花被の形はⅣ型、内花被の先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅧ型、外花被の先端の形状はⅥ型、反転の程度はⅧ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄褐、第一花梗の長さは30~59㎜、花梗の太さは太、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは30~59゜、一花茎の花数はやや少、花の香りは弱、開花期はやや晩である。「トスカーネ」と比較して、花被に斑点が無いこと、内花被の形がⅣ型であること、外花被の反転の程度がⅧ型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に山口県農業試験場(山口市)において、シンテッポウユリ「雷山1号」にアジアティック系「トスカーネ」を花柱切断法により交配して胚珠培養を行い、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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