ファースト・フォリオとは? わかりやすく解説

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ファースト・フォリオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/07 19:40 UTC 版)

ファースト・フォリオ (First Folio) は、シェイクスピア戯曲をまとめて出版した最初の作品集。正式な題は「ウィリアム・シェイクスピアの喜劇、史劇、悲劇」("Mr. William Shakespeares Comedies, Histories & Tragedies")。 当時の価格は1ポンド(今日の95-100ポンド、170-190USドル)。




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ファースト・フォリオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/30 06:00 UTC 版)

シェイクスピアの初期のテキスト」の記事における「ファースト・フォリオ」の解説

詳細は「ファースト・フォリオ」を参照 シェイクスピア亡くなってから7年後1623年、やっとシェイクスピア二折版出版された。『Mr. William Shakespeare's Comedies, Histories & Tragedies(ウィリアム・シェイクスピア氏の喜劇歴史劇悲劇集)』、いわゆる「ファースト・フォリオ」(F1) である。「ファースト・フォリオ」を編集したのは、シェイクスピア劇団役者だったジョン・ヘミングス (en:John Heminges) とヘンリー・コンデル (en:Henry Condelll) で、36本の戯曲「喜劇」歴史劇」「悲劇」に整理している。具体的には以下の作品含まれる(四折版で出版されていなかったものは「初出」と記す)。 喜劇 1 テンペスト初出) 2 ヴェローナの二紳士初出) 3 ウィンザーの陽気な女房たち 4 尺には尺を初出) 5 間違いの喜劇初出) 6 空騒ぎ 7 恋の骨折り損 8 夏の夜の夢 9 ヴェニスの商人 10 お気に召すまま初出11 じゃじゃ馬ならし初出12 終わりよければ全てよし初出13 十二夜初出14 冬物語初出歴史劇 15 ジョン王初出16 リチャード二世 17 ヘンリー四世 第1部 18 ヘンリー四世 第2部 19 ヘンリー五世 20 ヘンリー六世 第1部初出21 ヘンリー六世 第2部 22 ヘンリー六世 第3部 23 リチャード三世 24 ヘンリー八世初出悲劇 25 トロイラスとクレシダ 26 コリオレイナス初出27 タイタス・アンドロニカス 28 ロミオとジュリエット 29 アテネのタイモン初出30 ジュリアス・シーザー初出31 マクベス初出32 ハムレット 33 リア王 34 オセロ 35 アントニーとクレオパトラ初出36 シンベリン初出) 「ファースト・フォリオ」が四折版より完全と言い難いのは、四折版にあった行が省略されていたり、誤植テキスト崩れが多いためである。 「ファースト・フォリオ」を出版したのは、書籍出版商のウィリアム・ジャガード、その子アイザック、エドワード・ブラウント (en:Edward Blount) の3人だった。ジャガード印刷屋で、実際に「ファースト・フォリオ」を印刷した。ウィリアム・ジャガードが選ばれたことに、多く研究者たち首を傾げている。というのもこれまでシェイクスピア正典外典問題ジャガードが関わっていたからで、たとえば『情熱の巡礼者』や、前述したフォールス・フォリオ』を出版したのがジャガードだった。おそらく、単に印刷するために必要だったのだろう。ちなみにジャガードはこの時、老齢で、目も見えず、体も弱っていて、「ファースト・フォリア」が完成する1ヶ月前に亡くなっている。 「ファースト・フォリオ」は17世紀の間に3度再版された。

※この「ファースト・フォリオ」の解説は、「シェイクスピアの初期のテキスト」の解説の一部です。
「ファースト・フォリオ」を含む「シェイクスピアの初期のテキスト」の記事については、「シェイクスピアの初期のテキスト」の概要を参照ください。

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