ピアノ・ソナタ 変ホ短調 1905年10月1日の街角でとは? わかりやすく解説

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ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 変ホ短調 「1905年10月1日の街角で」

英語表記/番号出版情報
ヤナーチェクピアノ・ソナタ 変ホ短調1905年10月1日街角で」Sonatá pro klavírní "I.X. 1905, Z ulice"作曲年1905年  出版年1924年  初版出版地/出版社: Hudební matice, Prague 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 The Presentiment6分00 No Image
2 第2楽章 The Death9分30秒 No Image

作品解説

執筆者: 小崎 紘一

 ヤナーチェクが遺した唯一のピアノソナタ。《予感》と《死》の二つ楽章から成る旋律被せられオスティナート次第侵食しドラマティックな展開を見せる《予感》、続く《死》ではそのオスティナート全体を貫く単一モティーフとなり、弔いの鐘のような様相感じさせる
 1918年祖国独立頂点とする民族復興運動機運が高まる中、作曲者目の当たりにした悲劇(支配層であるドイツ系市民地元チェコ人との抗争鎮めるべく出動した軍隊により、チェコ人青年射殺されてしまった)を題材として書き上げた作品自筆譜冒頭には自身による次のようなコメント添えられた。
 「ブルノ芸術家の家の/白い大理石階段を/血で汚して一介労働者フランチシェク・パヴリークが倒れた。/大学設立請願にやってきただけだったのに/残忍な殺戮者たちの手かかって殺されてしまった。/レオシュ・ヤナーチェク
 当初三楽からなる作品だったが、第二楽章標題が《悲歌》から《死》に変更されたほか、初演直前最終楽章焼き捨てられている。ヤナーチェクはその初演にも満足を覚えことはなく、自筆譜モルダウ川投げ捨ててしまったが、初演演奏したピアニストがそのコピー所持しており、現在に至っている。作曲者から出版許可下りたのは初演から18年後のことであった




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