ニュートロンジャマー下の通信手段
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 06:12 UTC 版)
「ニュートロンジャマー」の記事における「ニュートロンジャマー下の通信手段」の解説
Nジャマーの効力下においては電波が妨害されるため、さまざまな通信や索敵手段が代替された。 至近距離であれば電波は通じるため、通信は可能(ただ、通信対象との距離が離れると、その影響はより顕著になる)。そのため、MSにも個別にECMやECCMといった機能が付加されている。また、複数の中継装置を用いて遠隔地まで通信する方法も存在し、地上では前線の中継用としてレーダー車が用意されている。 他にも戦闘時の代替通信手段としては、赤外線やレーザー通信を用いたものも存在する。ただし、赤外線センサーは熱を放射する照明弾やフレアによる攪乱が可能であり、レーザー通信もまたチャフによって妨害される恐れがある。 Nジャマーは熱紋を阻害しないため、赤外線探知も可能である。そのため、熱紋パターンが把握できていれば、接近する特定機種の把握も可能となる。 主要な通信伝達手段としては、全世界規模で送電網を兼ねる超電導ケーブルによる有線通信が急速に普及し、情報通信と太陽光発電で得られた電力を送電するケーブル網が構築された。また、光の届く範囲であればレーザー通信も可能であるため、緊急用の救助要請は軌道上の人工衛星に対してレーザーを発振するという手段も存在する。また、携帯端末の通信では地下に埋設した通信設備を駆使し、限られた範囲で行える。このほか、量子通信はNジャマーに阻害されないため、双方向の量子ビットストリーム通信も可能である。 なお、戦時下においてGPS用を含めた人工衛星は大半が破壊されているため、代替手段として星図を用いて位置を測定する方法も用いられている。
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