チェック‐サム【check sum】
チェックサム
チェックサム
チェックサムとは、データの信頼性を検査するために算出した値のことである。
チェックサムを使った検査では、データの送り手側が決められた計算方法によって算出した値と、受け手側が同一の計算方法によって算出した値が一致するかどうかを調べる。これにより、データの信頼性の向上を図ることができる。
チェックサムは、通信データやファイル内容などの検証に用いられ、ファイルにおいてはバージョンアップ時に想定しているファイルかどうかの確認手段として利用される場合がある。
簡単なチェックサムには、全データをバイト単位で(桁あふれは無視して)加算する計算方法がある。
なお、MD5やSHA1ハッシュ値なども、広義のチェックサムの一つとして扱われることがある。また、RFC1071では「インターネットチェックサムの計算」が公表されている。
参照リンク
Computing the Internet Checksum - (英文)
チェックサム
チェックサム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 13:44 UTC 版)
紙幣には1枚ずつに記番号が記されている。この記番号の末尾の数字は1から9で表される検査数字であり、記番号は次の規則を満たすものとなっている。先頭の文字をアルファベットの順番の数字(L は12、M は13…、Z は26)に置き換え、すべての数字の和を9で割ったときの余りが8となるようにされている。なおある数を9で割ったときの余りを容易に確認するには、その数の各桁の数の和を求め、その和が2桁以上であれば和が1桁になるまで各桁の数を足す計算を繰り返し、和が1桁になればその数が求める余りとなる。 例として紙幣の記番号が Z10708476264 であれば、まずは Z を26と考えたうえで残りの番号の数を足していけばよい。つまり、26 + 1 + 0 + 7 + 0 + 8 + 4 + 7 + 6 + 2 + 6 + 4 = 71、 7 + 1 = 8 となり、規則を満たすものとなっている。 記番号の先頭の文字を別の法則で置き換えると異なる余りが得られることになる。例えば先頭の文字を ASCII の10進数の数値とすれば、記番号の数の和を9で割ると余りは0となる。 別の例として紙幣の記番号が Z10708476264 であれば、ASCII コードで Z に割り当てられている10進数は90であるから、記番号は 9010708476264 に置き換えられる。この番号の各桁の数の和は 9 + 0 + 1 + 0 + 7 + 0 + 8 + 4 + 7 + 6 + 2 + 6 + 4 = 54 で、5 + 4 = 9 となるため、この記番号は9で割り切れ、余りは0となる。
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チェックサム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 08:37 UTC 版)
ホビーパソコン時代の紙の雑誌の記事に機械語プログラムが掲載された場合のような、16進ダンプをコンピュータに手入力することを意図している場合、チェックサムバイトが各行の末尾に追加される。チェックサムには、行内の全ての値の合計を256で割った余りという単純なものや、より高度なCRCが使われる。このチェックサムは、ユーザーが行を正しく入力したかどうかを判断するのに使用される。 16進ダンプのファイルフォーマットにはS-record、Intel HEX、Tektronix extended HEX(英語版)など各種あるが、いずれも各行の末尾に同様のチェックサム値がついている。
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