ダック (きかんしゃトーマス)とは? わかりやすく解説

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ダック (きかんしゃトーマス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/05 13:36 UTC 版)

ダック
汽車のえほん』及び
きかんしゃトーマス』のキャラクター
登場(最初) 原作
第11巻『ちびっこ機関車パーシー
第2話『パーシーとダック』
人形劇
第2期 8話
『ダックしごとをもらう』
作者 ウィルバート・オードリー
声優 塩屋浩三(第2期 - 第7期)
鈴木清信(第12期 - )
プロフィール
性別 男性
製造年 1929年3月
来島年 1955年
車軸 0-6-0
車体番号 8
車体色 黄緑
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ダック(英名:Duck the Great Western Engine)は、イギリスの幼児向け絵本『汽車のえほん』、またその映像化作品『きかんしゃトーマス』に登場する小型タンク式蒸気機関車(タンク機関車)。ボディの側面にある『GWR』のロゴの通り、大西部鉄道(グレート•ウェスタン鉄道)出身。

概要

モデルとなったのは、グレート・ウェスタン鉄道5700型蒸気機関車で、作中では数少ないパニアタンク式の蒸気機関車である。本名はモンタギュー(Montague)アヒルのようによちよち走るという理由からダックというあだ名で呼ばれている[1]。一人称は「僕」[2]

性格

大西部鉄道出身である事を誇りに思っている。タンク機関車にしては珍しく、仕事熱心で真面目な性格で、怠け癖のある機関車に一喝して反抗するほどだが、ヘンリーを騙して6台もの解体予定のボロボロの炭水車を連結させるなど[3]腹黒い所もあり、少しお調子者でもある。仕事にも煩く、本人曰く仕事のやり方には「大西部鉄道(グレート・ウェスタン)流」と「怠け者(ダメダメ)流」の2つがあるという。その事をよく口にするため他の機関車から鬱陶しがられることもある[4]。貨車の扱いが上手だが、彼らの悪ふざけに遭ったこともある[5]

作品における出来事

ディーゼル初登場時には彼に「恥をかかせた」と逆恨みされ、蒸気機関車達やトップハム・ハット卿に「ダックが悪口を言った」と嘘の噂を吹き込まれ、一時的に孤立した。その後仲間達の誤解は解けたものの、それ以来ディーゼルが気に食わない[6]

休止していたティドマスからアールズバーグ・ウェストまでの海辺の支線が旅客営業を再開してからは、オリバーと共にそこの運行が主になり、原作ではそこで客車のアリスやミラベル[7]を引く事になる。

TV版ではかつて大西部鉄道で共に働いていた客車のスリップコーチと再開を果たし[8]、以降はソドー島でもスリップコーチを引くようになった[9]

運用

  • アールズバーグ線での客車の牽引が主な仕事。
  • 稀に本線で貨車の牽引を行う時もある。
  • また、アールズデール鉄道から砂利の受け取りを請け負う事もある。
  • 時々、精錬所での仕事も請け負っている。

TV版での扱い 

第2期から第7期までは準レギュラーとして頻繁に登場していた。第8期から第11期までは1度も登場しなかった[10]が、第12期で再登場した。この時は模型とCGの合成処理の都合上、顔の大きさが場面によってまちまちになっていたが、第17期で再登場してからは、再び大きさが固定されるようになった。

声優 

脚注

  1. ^ 本人もそのあだ名を気に入っているが、たまにそのあだ名をからかわれている。
  2. ^ 第3期第77話(第25話)『くだものれっしゃ』ではゴードンヘンリーエドワードらとともに「俺」と言っている。
  3. ^ 第3期第72話(第20話)「たんすいしゃがほしい」
  4. ^ 第17期第407話(第19話)、英国版では第400話(第12話)「トーマスりゅうでいこう」において、大西部鉄道流(グレート・ウェスタン流)を誇りすぎたためにトーマスと折り合いがつかず、故障したハロルドを運んでいる最中に行く先々でトラブルを起こしたことがある。
  5. ^ 第2期、第6期においての出来事。
  6. ^ ただし、第3期第60話(第8話)「ディーゼルがかえってきた」以降、一切絡みがない。
  7. ^ アリスとミラベルは現時点でTV版には未登場。
  8. ^ 第18期第430話(第16話)、英国版では第422話(第8話)「ダックとスリップコーチ」
  9. ^ 最初はジェームスが引いていたが、衝突事故を起こしたため、再びダックが扱うようになった。
  10. ^ ただし、第10期の挿入歌に登場。
  11. ^ 第20シーズン第473話(第7話)「ライアンとデイジー」のみ樫井笙人が担当。
  12. ^ 長編第14作のみ歌手が担当。

「ダック (きかんしゃトーマス)」の例文・使い方・用例・文例

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