【ターボファン】(たーぼふぁん)
タービンエンジンのうち、推力と省燃費の両立を求めたタイプ。
飛行機用のタービンエンジンとしては、現在の主流である。
ターボジェットの前方にファン、周囲に風道を取り付けた構造をしており、燃焼室から出る排気ガス(コア流)と併せて、燃焼室を通らない空気の流れ(バイパス流)との合成により推力を生み出す。
これにより、ターボジェットよりも燃料消費率を少なくすることができ、また、バイパス流が燃焼室を覆うため、騒音を小さくする効果もある。
ただし、バイパス流は極端な高高度では空気が薄くなるため推力が小さくなり、逆に高速時にはファンが抵抗となるため、マッハ3以上の飛行には適さない。
また、同クラスのターボジェットと比較してややサイズが大きくなるという欠点もある。
近年の旅客機などでは省燃費を追及してバイパス比の高いターボファンが求められ、それに伴いファンが大型化する傾向にある。
しかしあまりファンの直径が大きいと、プロペラと同様に外径部の線速度が音速に近づくと効率が落ちる問題があるため、ターボプロップと同様に減速機を備えた「ギヤードターボファン」も登場しつつある。
ターボファン
ターボファン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/22 00:17 UTC 版)
ターボファン
- ターボファンエンジン
- 送風機のうち、遠心送風機の一形式
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「ターボファン」の例文・使い方・用例・文例
- ターボファンというジェットエンジン
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