ソナタ 第50番とは? わかりやすく解説

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ハイドン:ソナタ 第50番(ウィーン原典版番号) ニ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドン:ソナタ 第50番(ウィーン原典版番号ニ長調Sonate für Klavier Nr.50 D-Dur Hob.XVI:37 op.30-3作曲年: -1780年  出版年1780年  初版出版地/出版社Artaria 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro con brio 4分00
2 第2楽章 Mov.2 Largo e sostenuto 3分00
3 第3楽章 Mov.3 Finale: Presto ma non troppo 3分30秒

作品解説

2007年8月 執筆者: 齊藤 紀子

 正確な作曲年不明であるが、1780年Hob. XVI/35~39までの作品から成るソナタ第1巻」としてウィーン出版されたことから、それ以前の作であることがわかっている。このソナタ集はアウエンブルッガー姉妹献呈されている。全3楽章から成る

 第1楽章はアレグロ・コン・ブリオの4分の4拍子ニ長調第1主題左右収斂するような音形が特徴的である。一方第2主題右手刺繍音による音形に、左手3度添えられている。展開部(第41小節~)は比較短く主として第1主題展開される。そして、再現部(第61小節~)へと切れ目なく続く。

 第2楽章緩徐楽章で、ラルゴ・エ・ソステヌートの4分の3拍子第1楽章の同主短調にあたるニ短調書かれている前半後半から成るが、全19小節比較コンパクトな構成になっている。この楽章終わりいかなる調の完全終止にもよらないことが特徴的である。そこでは、フェルマータ付されニ短調属和音が響く。そして、この和音同じく属和音として共有する同主長調ニ長調書かれフィナーレへとアッタッカで続く。

 第3楽章フィナーレは、前述通りニ長調で、プレスト・マ・ノン・トロッポの4分の2拍子ロンド形式よる。その主題は、右手の上行する音形が特徴的なメロディーとそれに添えられ左手重音から成る

Joseph Haydn “Samtliche Klaviersonaten 3” ed. Christa Landon, Wiener Urtext Edition 1964


ソナタ第50番


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