センター本所の業務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 03:38 UTC 版)
「大宮総合車両センター」の記事における「センター本所の業務」の解説
センター本所の業務(台車検査・モーター検査) 2020年時点のセンター本所の業務は、大宮支社、高崎支社などの新系列(255系、E259系など)および従来系列車両(211系、205系、185系など)の検査・修繕、改造、作業後の試運転、蒸気機関車の車体復元など。2006年3月に鎌倉総合車両所(現・鎌倉車両センター)の工場機能の廃止に伴い、首都圏の特急車両のメンテナンスが当センターへ移管となったため、多様な車両を取り扱う。 日本鉄道時代および国鉄時代は、検査・修繕は蒸気機関車や電気機関車を主力に、ディーゼル機関車、客車、気動車も担当していた。その中で車両製造も行われ、国産初の電気機関車ED40形やD51形蒸気機関車、客車を製造した。気動車では、特急「はつかり」に運用されたキハ81系の緊急改造工事などを担当、キハ181系の検修、工場の技術レベルの粋を集めたガスタービン試作気動車キハ391-1の製造も行った。客車については、お座敷列車や「サロンエクスプレス東京」などのジョイフルトレインへの改造も積極的に取り組んできた。また、車両解体業務も行っていた。 民営化後は、電車・気動車・客車の検修業務と車両解体業務を引き継ぎ、電車や客車も製造したが、車両製造はその後メーカー製造へ譲った。気動車は、相模線や八高線など周辺各線区の電化が進むにつれて配置数が減少したため、八高線八王子 - 高麗川間が電化された1996年をもって気動車の検修を終了し、以降は残る各線の検修業務を郡山工場(現・郡山総合車両センター)に移管した。客車も波動用車両やジョイフルトレインの廃車、寝台列車の縮小といった要因で減少したことで当センターでの担当客車は減少し、車両解体業務も長野総合車両センターに移管されたことにより、以前と比べると業務は電車の検査・修繕、改造などに特化されている。 以下、本所業務について、項目別に下記に示す。
※この「センター本所の業務」の解説は、「大宮総合車両センター」の解説の一部です。
「センター本所の業務」を含む「大宮総合車両センター」の記事については、「大宮総合車両センター」の概要を参照ください。
- センター本所の業務のページへのリンク