ディフェンダー (サッカー)
(サイドバック から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 03:48 UTC 版)
ディフェンダー(英: Defender)とは、サッカーにおけるポジションの一つ。略記はDF。
- ^ 里崎が豪速球の質問!セルジオ越後が考えるサッカーで「一番下手な選手」のポジションは?【白鶴presents 居酒屋satozaki】 白鶴酒造公式チャンネル【日本酒】 2023/06/20 (2023年6月26日閲覧)
- ^ この戦術自体は1990年代後半にヨハン・クライフがバルセロナで採用している様子が確認できるが、この時はあまり日本で注目されなかったようである。アルベルト・フェレールが今の偽サイドバックの役割を果たしていた。
- 1 ディフェンダー (サッカー)とは
- 2 ディフェンダー (サッカー)の概要
- 3 概要
- 4 脚注
サイドバック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 18:19 UTC 版)
「ディフェンダー (サッカー)」の記事における「サイドバック」の解説
※サイドバックは和製英語であり、英語ではフルバック(英: Full-back)と呼び、左のフルバックをレフトバック(英: Left-back)、右のフルバックをライトバック(英: Right-back)と呼ぶ。 サイドバックとは4バック又は5バックの左右両サイドに位置するディフェンダーのこと。サイドにおける守備を主な役割とするが、攻撃時には中盤の選手を追い越して前線に駆け上がり、ドリブルで切り込んだりクロスボールを上げたりする。守備能力に加え、ピッチを縦に激しく上下する多い運動をこなせる行動力とスタミナ、スピード、サイドを突破するドリブル技術、クロスを上げる精度の高いキックも求められる。 身体的なぶつかり合いや空中戦を主とするセンターバックに比べ、走力や俊敏性が求められるため小柄な選手が担当する事が多いが、近年ではファーサイド(far side=遠いサイド)からセンタリングに対して空中戦も求められる事から、長身のサイドバックも増えてきている。守備を重視するチームなどでは本来はセンターバックの選手をこのポジションに置き、センターバックを4人並べる場合もある。一方で、ディフェンスのポジションにありながら攻撃能力に特化した非常に攻撃的なサイドバックの選手も存在する。 ミッドフィールダーのウィングバックの選手とよく似た役割を持っており、ポジションの互換性が高く両方のポジションをこなせる選手が多い。またサイドバック、ウィングバックの選手ともにサイドでプレイすることから右サイドなら右利き、左サイドなら左利きというように受け持つサイド側の足が利き足であるか両方の足を同様に使えることが望ましい。左右両方のサイドでプレーできる選手は少なく重宝される。 1980年代は、クラウディオ・ジェンティーレに代表される相手フォワードのマンマークをするセンターバック同然の守備専業サイドバックが多かった。しかし、1990年代から戦術の進化に伴い高い守備能力を維持したまま機を見た攻撃参加を行うサイドバックが主流となり、パオロ・マルディーニやビセンテ・リザラズなどが台頭した。そして2000年代には守備能力を犠牲にしても、ウィング同然の余りある攻撃能力に特化したサイドバックが誕生し始め、ブラジル代表のロベルト・カルロスやカフーに代表されるブラジル型サイドバックが一世を風靡した。2010年代にはさらなる戦術の進化により、ミッドフィールダーと遜色のない高度なテクニックを兼ね備え、サイド・ミッドフィールダーのように攻撃の組み立てにも関与するタイプが登場し始め、マルセロやダニエウ・アウヴェス、フィリップ・ラームが有名となった。またこの時期には、ジョセップ・グアルディオラがサイドバックに対し、攻撃時に中央のボランチの位置に入って組み立てに関与する役割を持たせる戦術を採用し、注目を集めるようになった。こうした役割を持つサイドバックを日本では「偽サイドバック」(英語のInverted Full-back を意訳したもの)と呼ぶようになった。偽サイドバックの役割を与えられた選手として、ダヴィド・アラバ、ファビアン・デルフ、オレクサンドル・ジンチェンコが挙げられる。
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