ゴドウィン派
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キルデリク 声 - 諏訪部順一 暗殺組織「幽世の門」の幹部。太陽暦422年生まれ(26歳)、出身地は不明。闘技奴隷と偽ってギゼル・ゴドウィンの代理人として闘神祭に出場している。闘神祭では優勝しているが、有力視されたユーラム・バロウズの代理人ゼガイは無実の罪で拘束され、決勝を戦ったベルクートは「冥夢の秘薬」により朦朧とした状態であったため実力のほどは不明。とはいえ「幽世の門」の中ではトップレベルで、血を見ることを好む残忍な男である。後にギゼルによって女王騎士に任命されるが女王騎士らしい振る舞いは見られず、民を見せしめに殺すなど自らの欲望のままに行動している。その結果虐殺を行ったドラートを中心に自身やゴドウィン派に対する反感を生み出してしまい、最期にはストームフィスト攻防戦の最中、闘技場での一騎討ちに敗れて死亡した。 ドルフ 声 - 古島清孝 「幽世の門」の構成員。太陽暦428年生まれ(20歳)、出身地は不明。かつては「ミカフツ」と名乗っていた。ナイフによる戦闘を好み脅威的な戦闘力を持つ。マルスカールの妻ロザリンドを暗殺した当事者であるが、それにも拘らず自分を拾ったマルスカールに対して深い恩義を感じ、絶対服従を誓っている(ただしこれを、「自分に人殺しを続けさせる事が、自分に対する復讐」と考えてもいた)。ゴドウィン家に仕えてから、その恩に応えようと「烈身の秘薬」をはじめとする様々な薬物を幾度も投与した結果、その影響で痛覚が消失、さらに出血しない上致命傷を受けても死なない本人いわく「既に半分死んでいる」肉体を手に入れた。異常なまでに無表情で、感情的になることはなく、顔色一つ変えずに非道な事をこなすまさに「幽世の門」の暗殺者の典型的存在。 リオンに対しては彼女が「ミスマル」と呼ばれていた頃からその才能を高く評価しており、彼女が「幽世の門」を離れてから温かい環境で育った事に対して「力や才能が鈍っている」と言い放った。その後も彼女を仲間に誘ったり、戦闘中に優先して狙うなど執着的な行動を行った。 彼の最期はリオンに止めを刺そうとしたが、王子の「黎明の紋章」の力によって光の中に消えていった。 なお、テイラーの記事の中で「ミカフツ」という名前から「幽世の門」総帥タケフツと何らかの関係があるのではと取り上げられているが、真相は謎である。 ザハーク 声 - 若林亮 ファレナ女王騎士の1人。太陽暦419年生まれ(29歳)、ファレナ女王国ストームフィスト出身。太陽暦440年のアーメス新王国の大侵攻以前からの古参の女王騎士。ゴドウィン家の遠縁の貴族で、マルスカールに優れた剣術の才を見出されて女王騎士に推挙される。剣の腕はゲオルグ・フェリドに次ぐ実力者。性格は冷酷非情であり、目的のためには一般人の犠牲も辞さぬ悪辣さを持ち合わせる。 アレニア 声 - 大浦冬華 ファレナ女王騎士の1人。太陽暦424年生まれ(24歳)、ファレナ女王国ソルファレナ出身。父親も女王騎士で彼から剣術の教えを受けるが、太陽暦440年のアーメス新王国の大侵攻で命を落としており、それ以来「父は弱かったから戦死した」と公言し決別する。そして、富国強兵を訴えるゴドウィン家の思想に心酔し、ゴドウィン家のやり方が正しいと主張するようになる。無能ではないが精神的な余裕がなく、任務に私情を交えたり激情に走ってしまう傾向があり失策を重ねる。 ディルバ・ノウム 声 - 二又一成 ゴドウィン派の貴族で将軍。太陽暦406年生まれ(42歳)、ファレナ女王国ストームフィスト出身。ボズ・ウィルドと並び称される武人であり、「西のディルバ」と呼ばれている。かつてアーメス大侵攻の際、義憤のあまりルクレティアの策をも逸脱するほどに独走して孤立したが、マルスカールに助けられた事で恩義を感じ、それ以来マルスカールに忠義を尽くしている。 バフラム・ルーガー 声 - 山岸功 ファレナ女王国水軍提督。太陽暦397年生まれ(51歳)、ファレナ女王国ソルファレナ出身。国家に忠実で、ゴドウィンの思想の方がファレナの国益になると判断してゴドウィン派に参加している。そのためディルバとは違い、ゴドウィン家には大して忠実ではない。有能かつ厳格で冷静な名将だが柔軟性に欠ける部分がある。元上官で師でもあるラージャに対しては未だに尊敬の念を抱いているものの、ゴドウィンの富国強兵論を信ずるゆえに刃を交える。貴族の家に生まれた関係で、若い頃は平民出身のラージャが上官であることに抵抗を感じていた時期もあった。 ノベライズではマルスカールやマルダースとは幼い頃からの親友で、マルスカールのために忠義を尽くして戦う戦友ディルバとは別の意味でゴドウィン家と深い繋がりを有している事が描かれている。
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