コンソルテ
コンソルテは配偶者、仲間という意味。コンパーノと同意語である。親しまれるクルマ、仲間に愛されるクルマとして命名した。初代は1969年4月、コンパーノの後継車種としてコンソルテ・ベルリーナの名でデビューした。2ドアのセミフアーストバックスタイルで、短いテールに独立したトランクを備えていたが、ベースはトヨタの2代目パプリカ、兄弟車として生まれてきたモデルだった。67年11月にトヨタと業務提携を結んだ結果である。ただし、フロントに搭載した958cc・58psエンジンはコンパーノ、ベルリーナに載せていたFE型で、自社開発エンジン。パブリカと異なる点は、ラジエーターグリルのデザインくらいだった。スタンダードとデラックスがあった。
70年9月、スーパーデラックスを追加、このとき、ベルリーナを削除した。71年6月、トヨタ製3Kエンジンを積んだS1200発売。72年1月には大がかりなマイナーチェンジを行った。ラジエーターグリルのデザインも変わった。
73年5月、2ドアクーペを発売。トヨタ・スターレッド(初代)との双生児車で、併売する従来車のホイールベースが2160mmなのに対して2265mmと長かった。フロントエンジン、リヤドライブ、エンジンは958cc(ダイハツ製)と、1166cc(トヨタ製)の2種。10月、4ドア車を追加した。これもスターレッドと兄弟で、エンジンは1Lと1.2Lが積まれていた。
77年2月、2ドアとクーペの一部改良があったが、1Lエンジン車は廃止。10月には1.2L車も生産を終え、シャレードにその座を譲った。
ダイハツ・コンソルテ
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