ゲームの木とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > OR事典 > ゲームの木の意味・解説 

ゲームの木

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 01:24 UTC 版)

展開型ゲーム」の記事における「ゲームの木」の解説

ゲームの木は点で示されるノード2点を結ぶ有向線分であるから成るノードは状態と呼ばれゲームのひとつの局面を表す。一人プレイヤー意志または偶然による選択により、あるノードから別のノード遷移できることを示すもので選択肢(alternative)とも呼ばれるノード分岐点頂点分けられる頂点はそこから出ていないノード、すなわちゲーム終了した局面を示す点であり、各プレイヤー利得(pay off)が与えられている。利得利得関数とも呼ばれプレイヤーの数だけの成分数を持つベクトル量として表せる。分岐点頂点以外のノードであり、手番(move)とも呼ばれる。各手番では一人プレイヤー意志または偶然により、その手番から出ている選択肢のひとつが選択されその先の手番に遷移する偶然により選択なされる手番を偶然手番と呼ぶ。またプレイヤー甲の意志選択なされる手番を甲の手番と呼ぶ。プレイヤー分割とは手番集合を各プレイヤーの手番に分割したのである。偶然手番確率分布族とは偶然手番での確率分布定めたのである。そこに遷移する選択肢がひとつもない分岐点を底点と呼び、これはゲーム初期状態、つまり出発局面である。 以下に「奇数偶数ゲーム」(MorraまたはOdd-or-evenと呼ばれる)を例としてゲームの木を示す。これは、双方偶数奇数どちらか示し示された数の和が偶数ならAの勝ちで奇数ならBの勝ちとするゲームである(外部リンク英語版wikipedia参照)。 図1A.不完全情報ゲームの木の例。点線囲んだものが情報集合のひとつ。 図1B.図1A標準型表現同時手番ゲームの例。 図2A.完全情報ゲームの木の例。 図2B.図2A標準型表現。Bの戦略はAの第1手に対応して4通り。Bの第2戦略必勝戦略である。

※この「ゲームの木」の解説は、「展開型ゲーム」の解説の一部です。
「ゲームの木」を含む「展開型ゲーム」の記事については、「展開型ゲーム」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ゲームの木」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ゲームの木」の関連用語

ゲームの木のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ゲームの木のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日本オペレーションズ・リサーチ学会日本オペレーションズ・リサーチ学会
Copyright (C) 2024 (社)日本オペレーションズ・リサーチ学会 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの展開型ゲーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS