グレード制
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グレード制(グレードせい)またはグループ制(グループせい)とは、競馬および公営競技における競走の格付け制度の1つである。
- ^ “オークスで史上最長15分の発走遅延 放馬除外マニュアル通りだが…より円滑にルール見直し必要”. 日刊スポーツ (2022年6月7日). 2022年6月7日閲覧。
- ^ 一部のマスコミ関係者は「ジェーピーエヌ・ワン」などとアナウンスする場合もある
- ^ “平地重賞のグレード格付け方法を変更へ”. ラジオNIKKEI (2008年10月27日). 2023年9月12日閲覧。
- ^ 2年目以後は「重賞」
- 1 グレード制とは
- 2 グレード制の概要
- 3 関連項目
グループ制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:11 UTC 版)
グループ制は1970年にヨーロッパで導入された。パターンレースを、上等な方から順に「グループ1」、「グループ2」、「グループ3」に格付けし、残ったパターンレースは「リステッド競走」とされた。これらは頭文字をとって「G1」や「Gr-1」のように表記されるのが通例となった。 グループ制の導入までには5年の準備期間があった。1965年に第16代ノーフォーク公爵バーナード・フィッツアラン=ハワードの下に競走のパターンを調査する委員会が発足し、競走体系への勧告を行った。1967年には第7代カーナーヴォン伯爵ヘンリー・ハーバート(英語版)が競馬番組委員会(Race Fixtures Committe)を組織した。委員会は130の競走をパターンレースとしてリスト化した。 1970年にイギリス、アイルランド、フランスで「ヨーロピアン・パターン・レース」という格付けが初めて行われた。翌1971年にはイタリアが、1972年にはドイツが参加した。 ヨーロッパでは基本的には競走馬の移動は自由に行われるべきと考えられていた。第二次世界大戦後にフランスが自国の競馬を外国馬に開放すると、その傾向は強まった。このため、基本的には競走馬の所属国に関わらず平等な条件で出走できる競走がより高いグループに分類され、出走条件に国籍などの制約がある場合には、低いグループにされるか、格を与えられずにリステッド競走とされるかとなる。これらは賞金の額には関わらないので、グループ制における格付けと、賞金の嵩は一致しない。このためヨーロッパではハンデ戦はおしなべてグループ制の下では格を付与されていないが、賞金ではグループ1を凌ぐ高額賞金の競走も少なくない。 格付けに「グループ(Group)」を用いている主な国 イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、ブラジル、チリ、香港(中華人民共和国)、スカンジナビア諸国(ノルウェー、スウェーデン、デンマーク)等多数
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