キャプテン翼
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『キャプテン翼』(キャプテンつばさ)は、高橋陽一による日本のサッカー漫画。及びそれを原作にした派生作品。「ボールは友達」が信条の主人公・大空翼をはじめ、ひた向きにサッカーに打ち込む少年達の姿を描く[1]。連載時には日本国内でサッカーブームを起こすと共に[2][3][4]、後にプロサッカー選手となる多くの選手達に影響を与えた[1][4][5]。略称は「キャプ翼(キャプつば)」[6]、「C翼」[7] など。 2023年3月時点で出版された単行本・文庫本・翻訳本・スピンオフなどの全世界シリーズ累計発行部数は9000万部以上を記録している[8][9]。
- 1 キャプテン翼とは
- 2 キャプテン翼の概要
キャプテン翼 ワールドユース編
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「キャプテン翼」の記事における「キャプテン翼 ワールドユース編」の解説
1994年 - 1997年、『週刊少年ジャンプ』連載、全18巻。 フランス国際Jr.ユース大会から3年後が舞台。中学卒業後にブラジルでプロサッカー選手になった翼が日本に帰国し、新たに葵新伍を加えた全日本ユースのキャプテンとして再び世界に挑む。作品後半では前作で対戦したシュナイダー、ピエール、ディアスといった世界のライバルが再登場したものの、彼らの活躍は詳述されることはなかった。連載途中での打ち切りが決まり、因縁があったオランダユース戦を見開き2ページで試合結果のみを掲載するなど、急ぎ足での展開となった。エピローグの部分は単行本で大幅に加筆された。 太陽王子 葵の章 翼を目標とし、単身イタリアに渡った葵新伍の活躍を描く。中学卒業後にイタリアへと渡った葵は街の靴磨きからインテルの用具係見習いを経て同クラブの下部組織へ入団、『ジュニアユース編』に登場し翼らと対戦したヘルナンデスとチームメイトとなる。葵は持ち前の明るさをバネに異国の地で技術を磨いていく。 サッカーサイボーグ サンターナの章 ブラジル全国選手権を舞台に、翼と新たなライバルのカルロス・サンターナとの対戦を描く。少年時代に育ての親を失い富豪の下に引き取られたサンターナは、最強の戦士となるべく過酷なトレーニングを課せられる。感情を無くし冷徹なプレーに徹するサンターナに対し翼はサッカーの楽しさを伝えることに苦心する。 アジアユース選手権の章 高校を卒業した日向、岬らの黄金世代が、Jリーグのクラブに入団せずワールドユース優勝のため全日本ユース一本に専念することを宣言する。一方、リアルジャパン7との対決、若林の負傷と若島津の離脱、新監督・賀茂港による主力選手の追放など波乱の船出となる。賀茂のスパルタ指導の下で満身創痍の日本は、翼と若林と葵が合流しアジアユース選手権1次予選をかろうじて突破した後、主力組が合流しリアルジャパン7との再戦に勝利する。ベストメンバーとなった日本はアジアユース選手権に出場すると、オワイランを擁するサウジアラビア、肖俊光を擁する中国を退けて優勝を果たし、本大会への出場権を獲得する。 ワールドユースの章 当初ワールドユース選手権の開催が予定されていたブルンガ共和国が内戦状態となり、日本での代替開催が決定。エスパダスを擁するメキシコ、ビクトリーノや元リアルジャパン7の火野竜馬を擁するウルグアイ、ヘルナンデスを擁するイタリア、レヴィンを擁するスウェーデン、オランダを下し決勝進出を果たすと決勝戦はロベルト本郷の率いるブラジルとの対戦となる。日本はブラジルの組織戦術によって防戦一方に追い込まれるが、相手の攻勢をしのぎ後半に逆転する。一方、ブラジルも終了間際に切り札のナトゥレーザを投入し同点とするが、延長戦に入り翼が決勝点を決め日本が初優勝を果たす。
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