キハ55形とは? わかりやすく解説

キハ55形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:27 UTC 版)

国鉄キハ55系気動車」の記事における「キハ55形」の解説

2エンジン三等車本系列の基本形式である。 1次車 (1 - 5) 1956年製。当初キハ44800 - 44804の車両番号付与されたが、1957年4月気動車称号改正改番した。キハ44700(キハ51)形を一回り大きくたような外見で、雨樋縦管は丸管の側面外付けで、タイフォン屋根上に剥き出し設置されている。側面10系気動車同様の立席窓(所謂バス窓)が継続採用された。正面窓キハ10系と同じ小窓であるが、車体構造改善窓下ウインドシル補強帯)が廃された。車内灯はグローブ付き白熱灯。前位戸袋部は2人掛けロングシートであり、前後デッキ部には折りたたみ式補助イスが各2人分設置された。曲線通過時の接触障害除去目的で後位側車端部隅にもRが付いている。 四国転属したキハ55 2前面窓大型化改造実施されている。 2次車 (6 - 15) 1957年製造されバス窓車。蛍光灯照明となり、DMH17Bは小改良実施され出力が170PSに向上のDMH17Cとした。後部デッキ水タンク横に簡易洗面所設置したことから、この部分補助イス廃止された。ロングシート運転席戸袋窓部のみ。前面運転席窓の大型化雨樋縦管が車体埋め込まれタイフォン前灯両脇2つ埋め込み取り付けたことで、1 - 5判別が可能である。後端部に曲線通過時の接触障害除去目的のRが付けられているのは共通であった3次車 (16 - 46) 1957年末から製造されバス窓車。台車新型ウィングばね式台車であるDT22形に変更し乗り心地改善された。曲線通過時に側面後端部の接触障害除去目的にRが付けられていたが、R無しでも接触障害起きない事が判明した為このグループから、車端部が完全な切妻となった4次車 (101 - 270) 1958年から製造され最終形で、側窓はバス窓から大型アルミ窓枠一段上昇窓に変更された。エンジンはDMH17Cに変更され180PS/1,500rpmに出力増強された。台車はDT22Aとなった

※この「キハ55形」の解説は、「国鉄キハ55系気動車」の解説の一部です。
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