カウンターカルチャー・ムーブメントとサブカル、そのカウンター(オルタナ右翼・新反動主義・暗黒啓蒙)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 15:37 UTC 版)
「鬼畜系」の記事における「カウンターカルチャー・ムーブメントとサブカル、そのカウンター(オルタナ右翼・新反動主義・暗黒啓蒙)」の解説
詳細は「暗黒啓蒙」を参照 1950年代から盛んになった社会の構造的差別に抵抗する公民権運動の流れに続き、1960年代には世界的にカウンターカルチャームーブメントが広がり、既存の社会規範から解放されようという動きが一般にも浸透した。以降は、平等主義・個人主義(自己中心主義)、個人の権利と自由・快楽を追求する志向性が社会に到来し、社会や家庭よりも個人の利益を追求するライフスタイルが定着した。この時代には、それまでアンダーグラウンドだったエロやグロの表現も徐々に表立つようになり、後にはさらに過激化させる方向に進んでいくことになる。そうして、さまざまなサブカルが生まれた。 一方で、カウンターカルチャー運動によって否定された伝統的な家庭観、性道徳、キリスト教的倫理観を重視する保守派は、これまでの反共に加えて、反カウンターカルチャーや反リベラルの草の根運動、そしてキリスト教原理主義運動などを活発化させることとなった。またリベラル層の自壊も進み、たとえばカウンターカルチャーの流れで登場したフェミニズムや環境主義などを絶対視する急進派は、偏狭で反知性主義的という指摘もあるポリコレの押し付け、ないしキャンセル・カルチャーに陥ることにもなった。一方、差別的表現やヘイトスピーチなども許容する表現の自由派・貧富の差や環境破壊など経済活動の自由派は、リバタリアンとして、反リベラルの社会保守派と政治共闘することになった(文化・政治戦争)。
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