オーストロ・ファシズムとは? わかりやすく解説

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オーストロファシズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 16:16 UTC 版)

オーストロファシズムドイツ語: Austrofaschismus)とは、1934年に始まり、1938年ナチス・ドイツに併合されるまで続いたオーストリアでのファシズム運動である。




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オーストロ・ファシズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 17:46 UTC 版)

第一共和国 (オーストリア)」の記事における「オーストロ・ファシズム」の解説

ドルフス首相の下で確立されたこの独裁体制は、オーストロファシズムと呼ばれている。ここでは「職業共同体」と呼ばれる7つ職能代表からなる評議会組織が、議会に代わって政府対す補助機関として組織されるコーポラティズム体制採用された。また、カトリック教会国教規定され精神的支柱となったことから宗教的な共通点の多いイタリアベニート・ムッソリーニ政権親密な関係を有していた。しかしこのことは、あくまで独墺合邦追求するナチ党およびその意を体しオーストリア・ナチ党員との対立呼び起こすこととなり、体制樹立間もない7月25日ドルフスクーデタ試みたオーストリア・ナチ党員に射殺された。クーデタ自体阻止され後任首相にクルト・シュシュニック教育相就任したクーデター失敗後、ヒトラー政権副首相フランツ・フォン・パーペン大使として派遣し両国関係沈静化図ったが、ホスバッハ覚書あるように、オーストリア併合あきらめてはいなかった。

※この「オーストロ・ファシズム」の解説は、「第一共和国 (オーストリア)」の解説の一部です。
「オーストロ・ファシズム」を含む「第一共和国 (オーストリア)」の記事については、「第一共和国 (オーストリア)」の概要を参照ください。


オーストロファシズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 07:34 UTC 版)

クルト・シュシュニック」の記事における「オーストロファシズム」の解説

1934年7月25日、ドルフースがオーストリア・ナチス暗殺されると、シュシュニック7月29日後任として首相に就任し、オーストロファシズムと呼ばれる独裁体制構築した。ドルフースが実施した国民議会停止社会主義者への弾圧継続し9月までの間に1万3,338人の政治犯逮捕しさらには経済統制実施したまた、1935年には「オーストリアの評判保護のための連邦法」を制定し海外メディア報道統制し1936年10月には護国団解散したシュシュニックはドルフースと同様にナチス嫌悪しており、カトリック保守的なイタリアベニート・ムッソリーニ依存していたが、第二次エチオピア戦争イタリア国際的に孤立すると、ナチス・ドイツアドルフ・ヒトラー圧力増してきた。そのため、1936年7月11日ドイツとの間で7月合意ドイツ語版)を締結しドイツからオーストリア主権認めさせたが、見返りとしてオーストリア・ナチス政治参加承認しドイツ寄りのエドムント・グライズ=ホルシュテナウ(ドイツ語版)、グイド・シュミット(ドイツ語版)を無任所大臣外務大臣として入閣させた。これにより、オーストロファシズムは崩壊始めシュシュニック政権危機感募らせていく。

※この「オーストロファシズム」の解説は、「クルト・シュシュニック」の解説の一部です。
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