オイルキャッチタンクとは? わかりやすく解説

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オイルキャッチタンク

その名の通りオイル一時的にためておくタンクのこと。 ピストンシリンダー隙間からクランクケース内へ流れ込んだ燃焼混合気燃焼カスのことを“ブローバイガス”というが、現在は環境への配慮から、これを空気中へそのまま排出する違法となるため、ブリーザーホースエアクリーナー戻して、再び燃焼室送り込むことが義務づけられている。この時、ガス中に含まれるオイル水分取り除くためホース途中設けられるのがオイルキャッチタンクで、エアクリーナーの無いレース車両カスタム車に多く見られる。 しかし、オイルキャッチタンクの本来の用途は、レース中にエンジンブローした際、吹き出したオイルコース汚さないようにタンク内にオイルをためておくこと。この場合エンジンオイル量に見合ったタンク容量が必要となる。
関連用語ブリーザーホース

クランクケースブリーザー

(オイルキャッチタンク から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/24 06:52 UTC 版)

クランクケースブリーザー(: Crankcase breather)は、4ストローク機関においてクランクケースの圧力を逃がす通気口である。この項目ではクランクケースブリーザーから流出するエンジンオイルを受け止めるオイルキャッチタンク(: Oil catch tank)についても包括して記述する。


  1. ^ a b 『大車林 自動車情報事典』三栄書房、2003年。ISBN 978-4-87904-678-9 
  2. ^ Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.. “EMISSION SUB SYSTEMS - Positive Crankcase Ventilation System” (pdf) (英語). Autoshop101. 2011年6月15日閲覧。[リンク切れ]


「クランクケースブリーザー」の続きの解説一覧

オイルキャッチタンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/02 14:36 UTC 版)

クランクケースブリーザー」の記事における「オイルキャッチタンク」の解説

オイルキャッチタンク(Oil catch tank)は、クランクケースブリーザー出口設けてブローバイガスと共に排出されるオイル受け止める部品である。オイルキャッチタンクはブローバイから水分やオイルミストを除去したり、ピストン吹き抜けを伴うエンジンブロー発生した際にオイルエンジン外部撒き散らされることを防止したりといった役割がある。 メーカー純正取り付けられるものはオイル溜めておくタンクではなくオイルセパレーターとして機能し分離され水分油分セパレーター底部の管を通ってクランクケース戻される。またブローバイの発生量相対的に少な軽自動車などには装備されないことも多い。 特にモータースポーツにおいてはコース上へのオイル飛散は、事故引き起こす危険性が高いため、多く場合レギュレーションによってオイルキャッチタンクの取り付け義務付けられている。あるいは、内圧コントロールバルブを取り付けた車両において、バルブ内へのオイル混入を防ぐ目的クランクケース内圧コントロールバルブの中間にオイルキャッチタンクを設け場合がある。

※この「オイルキャッチタンク」の解説は、「クランクケースブリーザー」の解説の一部です。
「オイルキャッチタンク」を含む「クランクケースブリーザー」の記事については、「クランクケースブリーザー」の概要を参照ください。

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