発生量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/27 01:31 UTC 版)
注:以下固化体の数量に関しては、数多くある原子力関連省庁・法人等での報告年度が異なるのみでなく誤報も頻発しているので不整合になっており、更新が必要である。 日本では2011年の時点で、使用済み核燃料の大半が再処理待ちの状態で各原子力発電所等で貯蔵されている。資源エネルギー庁では、2009年末までの日本国内の原発で使用された核燃料を全数再処理した場合、23,100本のガラス固化体になると推定している。その内1割弱のガラス固化体2,200本相当の使用済み核燃料はフランスのアレヴァとイギリスの英国核燃料会社に送られており、2008年末までにフランスから1,310本が返還されている。また原子力発電所の運転により、毎年1,300-1,600本分相当の使用済み核燃料が増えていくと推定している。 原子力委員会では、2030年には7万本となると推定していた。 資源エネルギー庁では、2008年末に六ヶ所高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターに1417本、東海村に247本の計1,664本のガラス固化体があったと報告している。一方原子力安全基盤機構は、2010年3月末時点で六ヶ所村に1338本があると報告している。 六ヶ所再処理工場が本格稼働すると、年間800トンの使用済み核燃料の再処理から、約1,000本のガラス固化体が発生すると予想されているが、この処理能力では年間の発生量1,300-1,600トン以下であり、すでに溜まっている一万数千トンの使用済み核燃料の処理には遠く及ばない。
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