エンジンブローとは?

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バイク用語辞典

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焼き付き

【別称】エンジンブロー,ブロー
あえて難し表現すれば「凝着摩耗」のこと。エンジンめいっぱいに回すと当然のことながらエンジン内部温度も急速に上昇する。この過熱が行き過ぎてしまうと、ピストンシリンダーの間に入って両者潤滑させていた油膜が切れてしまい、直接接触し合う金属表面があまりの熱に癒着してしまう。これを俗に「焼き付き(かじり)」というわけだ。 ピストンシリンダーが完全に固着してしまった場合は、走行中にエンジンが急停止してしまうので大変危険。たとえ固着までいかなかったとしても、癒着面が再び引きはがれることで生じる損傷致命的だ。 また、このおそろしい現象高温時のみに限らず、オイル流動性潤滑能力が低い低温時に起こりうる(いわゆる低温焼き付き」)。厳冬期にはエンジン暖まるまで控えめの運転を。
関連用語】シリンダー ピストン


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エンジンブロー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/12 09:59 UTC 版)

エンジンブロー(Engine blow)とは、エンジンが何らかの故障・異常によって、著しいダメージを蒙った事を指す。

概要

エンジンブローという言葉はエンジン故障において広く使われる。焼きつきによる固着、コンロッドの折損、ピストンの溶解、バルブステムの折損、バルブピストンの干渉、タービンブレードの折損、ガスケットの吹き抜けなどをまとめてエンジンブローと呼ぶ事が多い。総じて言われる理由の一つとして深刻な故障が次の故障を引き起こして、連鎖反応的にエンジンを大破させてしまう事があげられる。

故障の種類

エンジンブローの中でもコンロッドメタルの焼き付きは深刻な事態を招く。メタルの焼き付きによりロッドが固着、クランクシャフトに振り回され、ロッドと共にピストンピンがピストンを破壊しながら共にシリンダーブロックを突き破る。シリンダーブロック(クランクケース)内にはオイル飛沫が充満しているため、穴の開いたシリンダーブロックからはオイルが大量に噴出する。これが排気系にかかれば車両火災になることもある。

ターボチャージャーのコンプレッサーブレードが折損する、タイミングベルトの裂断によってバルブが干渉して折れた等によって生じた硬質な金属破片は、シリンダー内部に入り込み、バルブ・シリンダー・シリンダーヘッド・ピストンを攻撃する。コンロッド折損ほど深刻な事態にならないが、それでもシリンダーの再ボーリング、シリンダーヘッドやピストン、バルブの交換が必要になる。

潤滑油の供給が不足ないしは滞った場合、潤滑が必要な部品において著しい磨耗が発生する。一見すると正常に見えるが、シリンダー内部に傷が入ったり、ベアリングメタルのクリアランスが拡大してシャフトのスムーズな回転が出来なくなる等、修理こそ可能だが交換すべき部品点数と作業に要する時間を鑑みると、新しいエンジンを入手して載せかえた方が安価となるケースもある。

デトネーションなどでピストンが融解した場合、シリンダーヘッドに深刻な損傷が無ければピストン交換で済む場合がある。

ターボ車において、過給圧を上げたにも関わらずそれに見合った燃料を増加しないと、エンジンの過熱を招きバルブを折損する。俗に「バルブが落ちる」と表現するように、シリンダー内にバルブの傘部が落下しシリンダー内を損傷する。

自然給気エンジンを含む全てのエンジンについてデトネーションと似ていることであるがノッキングという広義の異常燃焼が燃焼室とシリンダー内において衝撃波を発生し、結果としてピストンの棚落ちや融解、ピストンリング破損、バルブの融解、シリンダーヘッドの局部的な溶損などを発生し内燃機関にとって致命的な損傷を与える。上記のターボ車においては特に注意を要することであるが、自然給気エンジンも含め点火プラグによる着火によって燃焼を開始するエンジン全般について熱効率、燃料消費率に影響を与える中心的ファクターとして、燃焼室周りの素材面、燃焼室形状設計、燃焼室周り冷却水水路設計、燃料噴射システムを含む気化潜熱の有効活用などノッキング等の異常燃焼を防ぎ理論空燃比による理想圧縮比による燃焼に近づける努力は内燃機関進化の重要項目である。

吹き抜けは高温高圧の燃焼ガスによってシリンダーブロックとシリンダーヘッドの合わせ面に溶融で生じた通路が発生する(ガスケットも損傷する)。

エンジンのインテーク系統が水没した状態で運転を行うと、シリンダー内部に水が入り、この状態でクランクを回すと水は圧縮できない為、コンロッドやクランクシャフトが曲がったり、折れてしまう事がある。この破壊の原因を「ウォーターハンマー」と呼ぶ。

エンジンブローと事故

普通自動車では、車体の質量が十分に大きい事もあって、エンジンを破壊しながらもある程度走行する事は出来る。複数あるシリンダーが一斉に破壊されない限りは、スピンなど操縦不能になる事は稀である。ただし、エンジンブロックが損傷した場合は、飛散したオイルに後輪が乗ってスリップすることもある。

オートバイにおけるエンジンブローは操縦安定性を損なう恐れがある。特に2ストローク機関の場合、潤滑油が供給されなくなると速やかに焼き付きが起こる。

一方、バストラックは、ブローすると走行不能、もしくは火災になる可能性が高く、西日本ジェイアールバスメガライナー火災事故はエンジンブローによる発火説が有力である。





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