インターナショナルステークスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > できごと > スポーツ競技大会 > 競馬 > イギリスの競馬の競走 > インターナショナルステークスの意味・解説 

インターナショナルステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 06:07 UTC 版)

インターナショナルステークス
開催国 イギリス
主催者 英国競馬統括機構
競馬場 ヨーク競馬場
創設 1972年
2017年の情報
距離 芝10f56y(約2063m
格付け G1
賞金 賞金総額100万ポンド[1]
出走条件 サラブレッド3歳以上
負担重量 定量戦
*3歳牡・騸馬 8ストーン12ポンド=124ポンド(≒56.24kg)
*4歳以上牡・騸馬 9ストーン6ポンド=132ポンド(≒59.87kg)
*牝馬は3ポンド(≒1.4kg)減量[2]
テンプレートを表示

インターナショナルステークスInternational Stakes、英国際ステークスと訳される場合もある。正式名称はJuddmonte International Stakes)は、イギリスのBHA(英国競馬統括機構)がヨーク競馬場10ハロン56ヤード(約2063m)で施行する競馬G1(グループ1)競走である。出走条件は3歳以上。1972年ベンソン&ヘッジズゴールドカップとして設立され、ヨーロッパ記録である16連勝を目指した圧倒的1番人気馬ブリガディアジェラードロベルトに敗れる波乱の結果で始まった。2003年からはBHBグランドスラムの四冠目に指定された。2005年には日本のゼンノロブロイが遠征し、エレクトロキューショニストの2着に敗れた。

歴史

  • 1972年 - 創設(10f88y)、ベンソン&ヘッジズゴールドカップ
  • 1986-87年 - マッチメーカー国際ステークス
  • 2003年 - BHBグランドスラムに組み込まれる。
  • 2008年 - 当初8月19日に施行予定だったが雨天のため22日に延期となったが、21日にヨーク開催が中止となった影響により、23日ニューマーケット競馬場の距離10f(約2011m)で施行となる。

歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 1972年 Roberto 3 2:07.10 Braulio Baeza Vincent O'Brien
第2回 1973年 Moulton 4 2:20.40 Geoff Lewis Harry Wragg
第3回 1974年 Dahlia 牝4 2:09.40 Lester Piggott Maurice Zilber
第4回 1975年 Dahlia 牝5 2:10.93 Lester Piggott Maurice Zilber
第5回 1976年 Wollow 3 2:11.61 Gianfranco Dettori Henry Cecil
第6回 1977年 Relkino 4 2:09.24 Willie Carson Dick Hern
第7回 1978年 Hawaiian Sound 3 2:09.75 Lester Piggott Barry Hills
第8回 1979年 Troy 3 2:06.40 Willie Carson Dick Hern
第9回 1980年 Master Willie 3 2:13.30 Philip Waldron Henry Candy
第10回 1981年 Beldale Flutter 3 2:13.28 Pat Eddery Michael Jarvis
第11回 1982年 Assert 3 2:09.09 Pat Eddery David O'Brien
第12回 1983年 Caerleon 3 2:16.35 Pat Eddery Vincent O'Brien
第13回 1984年 Cormorant Wood 牝4 2:09.87 Steve Cauthen Barry Hills
第14回 1985年 Commanche Run 4 2:18.79 Lester Piggott Luca Cumani
第15回 1986年 Shardari 4 2:08.28 Walter Swinburn Michael Stoute
第16回 1987年 Triptych 牝5 2:15.53 Steve Cauthen Patrick Biancone
第17回 1988年 Shady Heights 4 2:06.35 Willie Carson Robert Armstrong
第18回 1989年 Ile de Chypre 4 2:06.91 Tony Clark Guy Harwood
第19回 1990年 In the Groove 牝3 2:08.77 Steve Cauthen David Elsworth
第20回 1991年 Terimon 5 2:16.18 Michael Roberts Clive Brittain
第21回 1992年 Rodrigo de Triano 3 2:07.19 Lester Piggott Peter Chapple-Hyam
第22回 1993年 Ezzoud 4 2:12.16 Walter Swinburn Michael Stoute
第23回 1994年 Ezzoud 5 2:08.85 Walter Swinburn Michael Stoute
第24回 1995年 Halling 4 2:06.42 Walter Swinburn Saeed bin Suroor
第25回 1996年 Halling 5 2:06.88 Frankie Dettori Saeed bin Suroor
第26回 1997年 Singspiel 5 2:12.10 Frankie Dettori Michael Stoute
第27回 1998年 One So Wonderful 牝4 2:06.46 Pat Eddery Luca Cumani
第28回 1999年 Royal Anthem 牡4 2:06.91 Gary Stevens Henry Cecil
第29回 2000年 Giant's Causeway 牡3 2:09.30 Michael Kinane Aidan O'Brien
第30回 2001年 Sakhee 牡4 2:08.27 Lanfranco Dettori Saeed bin Suroor
第31回 2002年 Nayef 牡4 2:08.74 Richard Hills Marcus Tregoning
第32回 2003年 Falbrav 牡5 2:06.84 Darryll Holland Luca Cumani
第33回 2004年 Sulamani 牡5 2:11.82 Lanfranco Dettori Saeed bin Suroor
第34回 2005年 Electrocutionist 牡4 2:07.47 Michael Kinane Valfredo Valiani
第35回 2006年 Notnowcato 牡4 2:12.32 Ryan Moore Michael Stoute
第36回 2007年 Authorized 牡3 2:11.82 Lanfranco Dettori Peter Chapple-Hyam
第37回 2008年 Duke of Marmalade 牡4 2:01.53 Johnny Murtagh Aidan O'Brien
第38回 2009年 Sea the Stars 牡3 2:05.29 Michael Kinane John Oxx
第39回 2010年 Rip Van Winkle 牡4 2:08.58 Johnny Murtagh Aidan O'Brien
第40回 2011年 Twice Over 牡6 2:14.70 Ian Mongan Henry Cecil
第41回 2012年 Frankel 牡4 2:06.59 Tom Queally Henry Cecil
第42回 2013年 Declaration of War 牡4 2:05.74 Joseph O'Brien Aidan O'Brien
第43回 2014年 Australia 牡3 2:07.35 Joseph O'Brien Aidan O'Brien
第44回 2015年 Arabian Queen 牝3 2:07.35 Silvestre de Sousa David Elsworth
第45回 2016年 Postponed 牡5 2:06.58 Andrea Atzeni Roger Varian
第46回 2017年 Ulysses 牡4 2:12.11 Jim Crowley Michael Stoute
第47回 2018年 Roaring Lion 牡3 2:07.70 Oisin Murphy John Gosden
第48回 2019年 Japan 牡3 2:07.77 Ryan Moore Aidan O'Brien
第49回 2020年 Ghaiyyath 牡5 2:07.38 William Buick Charlie Appleby
第50回 2021年 Mishriff 牡4 2:05.92 David Egan John & Thady Gosden
第51回 2022年 Baaeed 牡4 2:09.30 Jim Crowley William Haggas
第52回 2023年8月23日 Mostahdaf 牡5 2:06.40 Lanfranco Dettori John & Thady Gosden

日本調教馬の成績

各回競走結果の出典

脚注・出典

参考文献

注釈

出典


インターナショナルステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:45 UTC 版)

フランケル (競走馬)」の記事における「インターナショナルステークス」の解説

フランケルファー対戦フランケル競走ファー2歳01条件戦 取消 - 4歳01サセックスS 02着 6馬身 01着 国際S 02着 7馬身 サセックスステークス連覇果たしたことで、陣営3歳時から予定表明していた中距離のインターナショナルステークスにフランケル出走させた。コロネーションカップ2回、ブリーダーズカップターフ12ハロンのG1を3勝しているセントニコラスアビー2番人気に、前走でフランケル圧倒されファー3番人気となり、ほかにチャンピオンステークス2回、エクリプスステークス、インターナショナルステークスと10ハロンのG1を3勝しているトゥワイスオーヴァーや、前走のG2ヨークステークスを勝利したスリプトラ、ガネー賞勝ち馬プラントゥールなどが出走したが、フランケルキャリア最長であった1マイルから500m近くの距離延長ながらここでも単勝1.1倍という圧倒的な1番人気に支持された。当日多くの車と観客競馬場集まりパドック入ったフランケルには護衛警官2人つけられた。 レースでは、スタート出遅れ普段追い込み見せセントニコラスアビーのさらに後ろからというこれまでにない展開となった。しかし直線で他馬が一杯追われる中クウィリーがほとんど手を動かすともなくマークするかたちとなったセントニコラスアビー交わし先頭に立つと、2着ファー以下に悠々と7馬身差をつける完勝見せた。これでデビューからの連勝13連続するG1競走8連勝達成しこれまでロックオブジブラルタル保持していたヨーロッパにおけるG1の連勝記録更新した胃癌との闘病によってロイヤルアスコット開催以来競馬場訪れていなかったセシル師も駆けつけて、「これで20歳若返ったよ」と語った。 なおファーは、翌2013年ロッキンジステークスチャンピオンステークスG1競走を2勝している。

※この「インターナショナルステークス」の解説は、「フランケル (競走馬)」の解説の一部です。
「インターナショナルステークス」を含む「フランケル (競走馬)」の記事については、「フランケル (競走馬)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「インターナショナルステークス」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「インターナショナルステークス」の関連用語

インターナショナルステークスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



インターナショナルステークスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのインターナショナルステークス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのフランケル (競走馬) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS