セントレジャーステークス
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セントレジャーステークス(St. Leger Stakes)は、イギリスのクラシック三冠および牝馬クラシック三冠の最終戦としてドンカスター競馬場芝コース1マイル6ハロン115ヤード(約2921メートル)で行われる長距離適性を審査する競馬の競走である。競走名は18世紀のスポーツ愛好家であったアンソニー・セントレジャーに由来する。出走条件は3歳限定で繁殖能力の選定のために行われるため、騸(せん)馬の出走はできない。世界最古のクラシック競走であり、日本の菊花賞のモデル競走。
- 1 セントレジャーステークスとは
- 2 セントレジャーステークスの概要
セントレジャーステークス
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「ガルティーモア」の記事における「セントレジャーステークス」の解説
9月8日のセントレジャーステークスで、ガルティーモアはクラシック三冠に挑戦した。 4頭の馬だけが対戦相手となり、ガルティーモアは単勝1.1倍でレースを迎えた。前半のペースは遅く、ウッドは最初は本馬を先行させていたが、直線手前で先頭に出た。しかしこれによって苦戦を強いられ、終盤には1000ギニーステークスの勝ち馬である牝馬のチェランドリーの追撃を受けた。最終的に、チェランドリーに半馬身差、それに続いたセントクラウドとシルヴァーフォックスにクビ・アタマ差を付けて勝利し、三冠を達成した。一部の批評家は、前半のスローペースによってガルティーモアがベストの走りをすることができなかったとした。 セントレジャーステークスの後、リングフィールドパーク競馬場は、10月2日にガルティーモアとパーシモンの間で3700ポンドを賭けた1マイルのマッチレースを行うことを提案した。しかし招待は受け入れられず、パーシモンはその後出走することなく引退した。 ケンブリッジシャーハンデキャップでは130ポンドのハンデキャップを与えられた。これは3歳馬に与えられた史上最高のハンデキャップであり、7歳のクロレイン(136ポンド)と5歳のウィンクフィールズプライド(132ポンド)に続いてこのレースで3番目に重いハンデキャップとなった。ガルティーモアはサンダウンパークフォールステークスで走ることで、ケンブリッジシャーハンデキャップに備えた。彼は1.08倍のオッズでスタートし、「怠惰な」走り方をしたにもかかわらず、コルテガーと他の5頭に3馬身差をつけ「十分に余裕を持って」勝利した。 ケンブリッジシャーハンデキャップではクロレインとウィンクフィールズプライドが出走せず、ガルティーモアが20頭中最大斤量となった。セントレジャーで僅差の3着だったセントクラウドが32ポンド軽い斤量であるにもかかわらず、ガルティーモアは5.5倍の1番人気となった。残り2ハロン地点までペースに乗っていたが終盤で失速し、34ポンド軽い斤量のコンフリーの10着に終わった。 10月にガルティーモアがハンガリー政府に売却されたという報告が広まったが、これらは不正確であることが判明した。翌年の初め、ガビンズはガルティーモアをロシア政府に2万5000ポンドで売却し、ガルティーモアはロシアに輸出された。伝えられるところによると、ロシアの代表であるアラポフ将軍の予測不可能な行動のために、交渉は困難だったとされる。 ガルティーモアはこの年2万2637ポンドを獲得し、パーシモンに約1万ポンド差を付けて年間最高賞金獲得馬となった。
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