イズモ級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 08:07 UTC 版)
「コズミック・イラの艦船及びその他の兵器」の記事における「イズモ級」の解説
モルゲンレーテ社が開発した艦で、艦首カタパルト部及び両舷側部と艦橋部分が分離する構造となっており、艦橋部分のみがオーブ本国とヘリオポリス間の連絡用艦艇として運用される。アークエンジェルの設計母体となった艦でもあり、艦橋の形状や武装など共通点が多い。オーブ脱出時にアークエンジェルが使用したプラズマ・ブースターは元々イズモ級用のもの。 本艦は分類に関する設定(名称)が錯綜しているのも特徴で、森田繁の解説、角川書店『公式ガイド3 SEED-明日への翼-』、竹書房『PA5 SEED DESTINY』、宝島社『僕たちの好きなSEED メカニック解析編』、双葉社『ガンダムの常識 SEED 連合・オーブ篇』などでは「宇宙戦艦」、講談社『SEED メカ編 Vol.4』では「MS運用戦艦」、角川書店『公式ガイド3 DESTINY-誓いの宇宙-』では「宇宙戦闘艦」などと記されている。一方、デザイナーの山根公利によるイラストエッセイ『Seek ! Seed Ships #9』によれば「太平洋戦争期に実在した日本軍の航空戦艦の宇宙版であろうか」のように述べられており、竹書房『PA3 SEED』や講談社『DESTINY メカ04』では「航宙艦」と記されている。 イズモ 『SEED ASTRAY』などに登場するネームシップ(1番艦)。サハク家が管理する宇宙軌道ステーション「アメノミハシラ」を拠点としている。船体塗装は黒基調に黄色のライン。艦名は日本神話に登場する「出雲国」に由来する。 ユニウスセブン落下事件にて、オーブ本国へ落下しつつあったユニウスセブンの破片に体当たりを敢行し軌道をずらすことに成功する。この体当たりによる喪失は免れたようで、『天空の皇女』の時代においても現役艦であるのが確認できる。 クサナギ 2番艦。本来はMAの運用艦であったが、M1アストレイの開発に伴い改修が加えられ、10機程度のMSを搭載可能となっている。船体塗装は白基調に青のライン。艦名のクサナギは、日本神話に登場する三種の神器のひとつ「草薙剣」に由来する。 『SEED』では、オーブ解放作戦において、オーブ軍の残存戦力を収容し、アークエンジェルと共に宇宙へ脱出する。その際、艦長はレドニル・キサカが務める。エターナルと同様に艦長の上に司令官を置く艦で、カガリが司令官を務める。メンデルで、エターナルと合流後は三隻同盟の一翼を担い、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を停戦協定締結まで戦い抜く。エターナルと共にジェネシスに猛攻を仕掛け、ローエングリン(陽電子砲)を発射するがPS装甲で弾かれてしまった。 『DESTINY』では、月面都市コペルニクスの宇宙港において、同級艦数隻と共に係留されていた。レクイエム攻防戦にてソガ一佐が艦長を務め、アマギ一尉が管制官シートを担当した。アークエンジェルを旗艦とするオーブ軍第2宇宙艦隊の副旗艦として戦闘に参加。最終決戦であるメサイア攻防戦を戦い抜き、無事に停戦を迎える。 スサノヲとツクヨミとともに3隻でレクイエムに猛攻を仕掛け、ローエングリン(陽電子砲)を発射するがシールドで弾かれてしまう。その後、アークエンジェルと共にネオ・ジェネシスの発射を受けるが、イズモ級は全て回避している。 スサノヲ、ツクヨミ 『SEED DESTINY』に登場。コペルニクス宇宙港にクサナギと共に係留されており、艦載MSとして宇宙戦用MSオオツキガタが数機搭載されている。レクイエム攻防戦・メサイア攻防戦において、オーブ軍第2宇宙艦隊の一角として参加し、無事帰還する。艦名はそれぞれ、日本神話に登場する神名スサノオ・ツクヨミに由来する。
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