とどく

デジタル大辞泉

とど・く【届く】

読み方：とどく

［動カ五（四）］

１ ある所にまで至りつく。達する。及ぶ。「四十に手が—・く」「遠くまで—・く声」

２ 送った品物や郵便物が相手の所に着く。「母から便りが—・く」「贈り物が—・く」

３ 注意などが十分に行きわたる。行き届く。「親の目が—・く」「細かいところまで神経が—・く」

４ 願い事がかなう。気持ちが通じる。「祈りが—・く」「誠意が—・く」

［動カ下二］「とどける」の文語形。

と‐どく【渡独】

読み方：とどく

［名］(スル)ドイツへ行くこと。「特派員として—する」

と‐どく【^×荼毒】

読み方：とどく

［名］(スル)《ニガナの毒の意から》害毒。また、害毒を流すこと。

「社会を—するものだと」〈鴎外・青年〉

と‐どく【^×蠹毒】

読み方：とどく

《「蠹」はキクイムシまたはシミのこと》

１ 害虫による食害。

２ 物事をそこない害すること。また、その害毒。

「鴉片(あへん)の—に斃るる者」〈東海散士・佳人之奇遇〉

隠語大辞典

どどく

読み方：とどく

1. 典獄。〔第二類　人物風俗〕
2. 典獄。「とど」ともいふ。

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

とどく

出典:『Wiktionary』 (2021/12/11 01:16 UTC 版)

語源

古典日本語「とづく」

発音

• (東京) とど​く [tòdóꜜkù] (中高型 – [2])
• IPA^(?): [to̞do̞kɯ̟ᵝ]
• (京阪) とどく (平板型)

動詞

とどく【届く】

1. ある物事が目的の場所やある一定の数値、何らかの目標などにたどり着く。
   • 天井にまで手が届く。
   • 賛成派が半数に届く。
   • 優勝を目指したが、届かなかった。
2. 配達物などが目的地まで到着する。
   • 友達から手紙が届く。
   • 宅配便［お歳暮・出前など］が届く。
3. 情報やしらせ、命令などが人に伝わる。
4. 注意などが隅々まで行き渡っている。行き届く。
   • 親の目が届く場所で遊ぶ。
   • この家は、庭まで手入れが届いている。
5. 気持ちや思いが相手に伝わる。また、願い事などが叶う。
   • 届かぬこの思い
   • 神への祈りが届いた。

活用

関連語

• 他動詞:届ける

翻訳

同音異義語

とどく

• 【荼毒】害毒をなすこと。
• 【蠧毒】物事がむしばまれて損なうこと。

Weblio日本語例文用例辞書

「とどく」の例文・使い方・用例・文例

• 「まだ浅いね。足とどく」「結構遠浅だな。よつばもまだ足つくだろ」
• 目がとどく限り、砂以外の何物もなかった。
• ぼくは手が足の指に楽々とどくよ。
• ゆったりとした袖に足首までとどくサッシュ（帯）の付いた（綿か絹の）覆い
• 砲身が長く,弾丸が遠くまでとどく大砲
• 思いが相手に伝わりとどくこと
• 目のとどく限り
• 光のとどく限界
• 鉄砲の弾丸が目標にとどくこと
• 弾丸のとどく場所
• 思いが相手に伝わりとどく